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障害者権利条約に関するフォーラム開催

障害者権利条約の実施状況に関わる
日本の初審査(「建設的対話」)が、
2020年夏に国連・障害者権利委員会(ジュネーブ)で行われ、
日本への勧告が採択される予定です。

これに先立って、9月までに日本への
「事前質問事項」が同委員会から出され、
政府の回答準備が進められるとともに、
JDFが民間の立場からの報告である
「パラレルレポート」の作成を行っています。

JDFとは、Japan Disability Forumの略語で、
「アジア太平洋障害者の十年」及び
わが国の障害者施策を推進するとともに、
障害のある人の権利を推進することを目的に
設立された障害者団体です。

JDFでは、以下のような活動をしています。
・国連・障害者の権利条約の推進
・「アジア太平洋障害者の十年」の推進及び「アジア太平洋障害フォーラム(APDF)」に関すること
・「障害者基本計画」をはじめとするわが国の障害者施策の推進
・障害者の差別禁止と権利に係る国内法制度の推進

そのJDFが全国フォーラムを開催します。

この全国フォーラムでは、障害者権利委員会の前委員長を招待し、
委員会での経験や、条約に基づく障害の「人権モデル」の
考え方等について講演を聞くことができたり、
条約の実施を通じて、国内の法制度や身近な暮らしを
どのように変えていけるのかを話し合うそうです。

JDF全国フォーラム

障害者権利条約の完全実施をめざして
~2020年の審査・勧告でどう変わる、私たちの暮らし~

● キリン福祉財団、住友財団、損保ジャパン日本興亜福祉財団、ヤマト福祉財団助成事業 ●

日時 2019年12月5日(木)10:00~16:40
場所 ベルサール東京日本橋(東京都中央区日本橋(日本橋駅直結))
   https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/tokyo/bs_nihonbashi/access/
参加費 1,000円 (介助者等は無料。点字資料、手話通訳、要約筆記、ヒアリングループあり)
主催 日本障害フォーラム(JDF)


関心のある方はこちらから

こちらのサイトからお申込みいただけます。


障害者の権利条約とは?

障害者の権利条約は、障害者の人権や基本的自由の享有を確保し、
障害者の固有の尊厳の尊重を促進するため、
障害者の権利の実現のための措置等を規定した、
障害者に関するはじめての国際条約です。

市民的・政治的権利、教育・保健・労働・雇用の権利、
社会保障、余暇活動へのアクセスなど、
様々な分野における取組を締約国に対して求めるものとなっています。

この条約は2006年12月に国連総会にて採択され、
2008年5月に発効しており、
2014年1月20日、日本は障害者権利条約を批准しています。

権利条約の詳細はこちらから

障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)とは

障害者権利条約は、はじめて「障害」について明記された条約で、
「私たち抜きに、私たちのことを決めないで
(Nothing about us, without us)」という
スローガンをもとに、障害者団体も同席し、
発言する機会が設けられ作成されていることでも有名です。

今回のフォーラムも障害者が社会で活躍していくのに
大きな役割を果たしそうですね。


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