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虫の息

去る7月某日、名古屋へニューヨーク単独ライブを観に行った。
お笑い大好きな私だが、ライブに行くのは今回が初めてでチケットが取れた日からこの時を心待ちにしていた。

満員のホールで開演を待つ間、周囲では様々なタイプのお笑いファンによる思い思いの「お笑い談義」が展開されていて、それを聞いているだけでニヤニヤしてしまった。
また合間に互いの近況を報告し合う会話も聞こえてきて、みんなそれぞれ忙しい仕事や勉強などの日常を抜け出し、一時全てを忘れて笑いに来たんだな、みんな同じだなーなんて思いながら高鳴る胸をそのままにしていた。

名古屋は初日ということで、ちょっと間がアレ?ってときとかはあったものの終始面白くずっと笑いっぱなしだった!
でも最終日にはもっと面白くなっているんだろうな、(ニューヨークさん自身もおっしゃっているし)と気になり千秋楽の配信も購入して観た。

…マジで結構違った。。笑

現地で特に好きだったのは、出家とマイケル。
出家の方はオチでやられたし、その前のお坊さんの話は思わず聞き入ってしまい、わたしも騙される側だな、と。
マイケルのネタは、とにかく嶋佐さんの動きがずっと変だし、なんかちょっと青春の甘酸っぱさも想起させられ面白いだけじゃなくて心が動く感じ。
苦戦したと言うリーチマイケル、わたしはめっちゃ笑った!
帰り道ずっとPOW!って言いまくり。

配信の方が良かったのは、声優と沼津。
声優のコントは屋敷夫人のおっしゃる通り現地ではメイクは全然わからなった。
それと現地では嶋佐さんのセリフの間延び感があったが、配信の方はテンポが良くなっていると感じた。
沼津の漫才は、現地でも面白かったのですが水○さんが正義と分かってからオチまでがバタバタと進んでしまい、マフィアの正体があの方だった!というめっちゃ面白いはずのオチに思考が追いつかない人が多かったように思う。
そのためめっちゃ面白いはずなのに笑いの量が少なめだったので、勿体ないなーと感じた。
配信では、警察という変な設定が加わったことで面白さが増し、オチまでの展開が丁寧になり全員がオチを受け入れる準備ができ思い切り笑えたと感じた。

飲み会のコントは最初設定には既視感があったものの、内容は新しく芸人さんの哀愁と可笑しさのバランスが見事に表現されていた。
たけしさんのBGMのあいだ、お客さんも色んな想いを胸に抱いていたのではないか。

生身の身体ひとつで出ていって、目の前にいる大勢のひとを笑わせる!
やっぱり芸人さんはカッコいい!
またお笑いライブ行こう、そう思えた初お笑いライブだった👏💚

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