いつもの病院で

私の正式な病名は

悪性リンパ腫 ホジキンリンパ腫 古典的ホジキンリンパ腫 結節性硬化症でステージは4でした。

悪性リンパ腫は血液のがんの一種で、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別され、そこから細かく別れていく。この病名にかかる人は欧米人や男性が多いと医師に言われた。どっちも当てはまってませんけど??って感じでした。

病名がわかるまで3ヶ月くらいかかったうえに、病名を告げらるまで悪性リンパ腫というのさえ知らなかったので、頭の中は、はてなマークでいっぱいたっだ。



あれっ⁈と思ったのは2010年8月に左鎖骨のくぼみにうずらの卵の1.5倍くらいの大きさの膨らみがあるのに気が付いた。いわゆるしこりだ。

普段鎖骨なんか触らないけど、なんで触ったんだろう。
元々肩がよく凝り、気付く少し前に顎の下から首のリンパの流れを良くしようと思い、手でマッサージしていたので腫れているのはそのせいかなと思った。

押しても痛くないし赤くなってる訳でもないから「まぁ大丈夫だろう」と思っていた。お盆に実家に行った時、母親に何気なく言ってみたら「一回病院に行ってみたら?」と言われ、何でもないならそれでいいかと思い、行ってみることにした。

後日いつも行く内科に行った。優しい男の先生。内心「何でもないよね~」と思いながら左鎖骨のことを説明した。

先生はやや曇った表情をした(!!先生なんでそんな顔するのと少し焦る。)鎖骨のしこりを触ったり動かそうとした。痛くないか聞かれ、「痛くないです!」と、なぜか自信ありげに答えた。ますます先生の顔が曇った。嫌な空気感...心拍数が少しずつ速くなり焦ってくる。
先生が言うには、炎症なら赤く腫れ痛みがあり、動かすと動き、軟らかいそうだ。私のは全てその真逆。
市内にある大きい病院で検査をしたほうがいいと紹介状を書いてくれた。紹介状を書いてもらうのなんて初めてだと思う。あまりいい気はしないもんだな。その後、血液検査をしたような気もするがはっきり覚えていない。

何でもないって言ってくれるものと思っていたからまぁまぁショックだった。これから私はどうなるの? いや、まだ検査もしてないし何かの病気だと決まったわけじゃないから、そんなに落ち込むことないやんとあれこれ考えていた。
紹介された病院に行くために、仕事を休めることは正直嬉しかった。


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