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【動画】人間にマルチタスク機能がないというのは完全な間違い

 この本はとても良い本です。

 いわゆる脳科学の常識(という名の非常識)が最近、巷に氾濫しています。脳科学的に……って言われると、ああ、そうなんだ、と納得してしまう、まるで水戸黄門の印籠になってる部分もあります。

 その不幸な誤解の一つが、人間にはマルチタスク機能、同時に複数のことを処理する能力はもともと備わっていないから、一つのことに集中しろ、というものです。

 よく読めば、これは全部マルチタスク機能を顕在意識でやろうとしている極端な例であることがわかります。

 顕在意識で1本タスクを走らせておいて、潜在意識で他のタスクをやればマルチタスクなんて簡単です。じっさいに、私たちは普通にマルチタスク機能を使って日常生活を行っていますし、それができないのなら、生活そのものが成り立ちません。

 動画の中では、『究極の思考法』で紹介されている著者の体験として、そのことを料理で説明しています。

 ビジネスの現場でも、俗に言う「アイディアを寝かせておく」というのは、まさにマルチタスク機能です。実際に顕在意識では動いていませんが、しばらくアイディアを寝かせておくことで、再びそのアイディアを取り出したときにすっきりとまとまる、という体験は、クリエイティブな体験ではよくあることです。

 同時に人間がマルチタスク機能が無いとすると、この潜在意識で処理する人間の創造性に関する能力が全部否定されてしまいます。

 ですので、世の中で人間にはマルチタスク機能はない、と言っている人は、あくまでも、顕在意識のことを言っていますので、潜在意識の活用に関心のある人は、あの言葉を真に受けてはいけません。めちゃくちゃ損します。

 ということで、その潜在意識を活用するために、デフォルトモードネットワークをどうつかったらよいかについての動画です。

 ぜひ、御覧ください。


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