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第3回プロンプトの正体は「呪文」!?

 ではいってみよー!

みかでーす!


 みんな最初思うのがこれ。「プロンプト」って何ジャらホイ?ですよね。プログラミングをやっている人は全員知ってしますが、ビジネスではあまり普段使わない言葉です。知らなくて当然です。
 そして、この「プロンプト」って実はほんとに「呪文」って言われているんですよ。
 そのあたりはお姉ちゃんにタッチします。
 みかとしては注目してほしいのが3コマ目です。なんで初対面のはずの谷垣さんの名前知っているんでしょう。谷垣さん、美香さんとはタイプ違いますが、かわいいですよね。小林先輩はもしかして谷垣さんを狙っていた?もしくは、美香さんに内緒で付き合ってた?謎が深まります!(笑)。
 ビジネス漫画なのでやり過ぎはだめですが、こんな風にストーリーにアクセントを加えると面白いし、逆にリアリティでますよね。
 これはちゃんと伏線として仕掛けてあって、最後に美香ちゃんのもやもやも晴れます。一波乱ありそうですが……。


===みこちゃん登場===

 はーい(^-^)。

 そうなんですよ。プロンプトって「呪文」って言われています。これはけっこう大事な本質突いてますね。ここはある意味で前回の「プロンプトは部下や外注先に指示を出すように正確に」っていうのと正反対です。

 つまり、現在の生成AIの実力ですと、どんなに正確に指示を与えようとしても、その結果はやってみないとわからないガチャ状態なんです。「ガチャ」という言葉も「呪文」という言葉とセットで日常的に使われています。

 そうすると、昨日のこの引用したNHK番組のこのタイトルの意味もはっきりしますよね。

 この「魔術師」っていう言葉はつまり「呪文」を使うっていうところから来ているんです。このNHKのディレクターさん良いセンスをしてますね。
(^-^)

 つまり、魔術を使える人って、少ないですよね(笑)。だから、魔術師を雇用するのには5000万円払っても良い、っていうロジックになっているんです。

 これで、現在の生成AIをめぐる状況がかなりはっきりイメージできたと思います。ボタンを押すように誰がやっても同じ結果が出るっていう段階ではなく、同じボタンを同じように押しているにも関わらず、毎回違う結果が出てきます。

 はっきり言って、こんなの人間だったら使い物にならないです。

 しかしながら(ここ重要!)、ChatGPTくんは毎回言うことは違っているけど、毎回確実に人間離れしたものすごいレベルの高い回答を返してきます。だから、首尾一貫性がないと言って切り捨てることはもったいな過ぎてできない。であるならば、首尾一貫性のあやふやなChatGPTを首尾一貫性を持たせる方向に誘導し、ビジネスの現場で有益なデータのみ選別して納品してくれる魔術師は、(少なくとも現時点では)どうしても必要ですよね。

 この現時点を「時期尚早」とするか「またとないライバルとの差別化の先行投資」と考えるのかは、もっぱら経営判断だと言えるでしょう。どちらの判断が正しいかは3年後にはもうはっきりくっきりしているはずです。

 OpenAIのCEOであるサムアルトマンさんだって、例外じゃありません。それどころか、専門家中の専門家である彼こそ、まさに、AIはヤベェ魔術だって確信していますよ。米国議会での公聴会においても、たっぷり議員さんを驚かして(脅して)いました。

 
 画像生成もまったく同じです。プロンプトという短い指示文で「かわいい女の子、スーツを着ている。顔は東洋人だけどバタ臭い。胸は大きめ」(美香ちゃんのことです)など書くのですが、《同じ言葉入れても》出てくる画像は毎回違います。

 最初はこんな美香ちゃんも出てきました(笑)。


悪くないけど、現在の美香ちゃん
が一番いいですよね


 生成AIイラスト分野では、謎の中国人集団が作ったプロンプトが聖典として長らく崇められ伝承されてきました(ほんと魔術の世界です)。

 もちろん中国語です。これを頼りに最初日本で生成AIを頑張っていた人はGoogle翻訳やDeepLを使って手探りで今日のプロンプト文化を作ってきたわけです。

 ということで、プロンプトを使いこなすことが、ビジネスでChatGPTくんを使いこなすことだとするならば、ビジネスでChatGPTを使いたい人は、魔術を習得しなければいけない、ということになりますね。

「(゚0゚)え?魔術……俺できない……」そらそーです。

 そのためのツールが実はいっぱいあります。

 そのあたりのすぐにでもビジネスでChatGPT魔術を使いこなせるツールの数々を含めて(有料級保存版)次回見ていきましょう。

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