15年ぶりに毎週競馬を嗜むという『お馬な日々』が帰ってきた。

2006年、最後のサンデー産駒はダービーを勝てなかった。

ディープインパクトが勝った2005年の日本ダービー。
大種牡馬、サンデーサイレンスの子供がダービーを勝ったのはそれが最後。
当時は血統とトラックバイアスで予想をするスタイルだったのですが、サンデーサイレンスを中心に馬券を組み立てているだけでした。

サンデーサイレンスのラストクロップが走った2006年の日本ダービー。
勝ったメイショウサムソンのクビ差2着アドマイヤメインが最先着、続いて4着マルカシェンク、11着フサイチジャンク、12着エイシンテンリュー。
当時の予想としては本命は血統的にも好みだった4着のマルカシェンクだったと思います。
ただ、その前のレースぶりからメイショウサムソンが対抗。
前年のダービーでも皐月賞2着馬だったシックスセンスが馬券に絡んだこともあって、皐月賞上位馬は評価を高めにしていたので、ドリームパスポートも押さえで買ってました。
対抗から押さえていた3連単と3連複が当たり、その後の12R目黒記念でも見事に3連単を当てたことで、徐々に冷めていく競馬熱に気付いていなかったんだと思います。

2007年、転職する。ウォッカが勝ったダービーでボクは毎週競馬を買うのをやめた。

忘れもしない2007年の春。
もう今年のクラシックではサンデー産駒は走らない。
そんな現実が迫るクラシック開幕前のG1、高松宮記念。
このレースはサンデー産駒が3頭出ていました。
付けた印は今でも忘れません。
◎スズカフェニックス
◯オレハマッテルゼ
▲ペールギュント
△プリサイスマシーン
△エムオーウイナー
結果◎→▲→△の決着。
次の仕事が4月から決まっていたとは言えど、3月は前職の有給消化中だったので投資金額は控えめに、買った馬券の金額は券種手広く5,000円分くらいだったと思います。
それが80万円くらいになったのです。
サンデーサイレンスが転職祝いをしてくれたんだとか、当時よく分からない解釈をしていました。
今思うと13番人気が1番人気と2番人気の間に入っただけで3連単が50万円を超えるなんてとてもありがたい配当だな…なんて思います。

桜花賞でダイワスカーレットとウォッカで馬連のみ的中。
皐月賞は全く血統予想が通用しなくて惨敗。
天皇賞・春はメイショウサムソンとトウカイトリックのワイドのみ。
NHKマイルカップはピンクカメオとムラマサノヨートーの激走なんて知らん!
オークスはローブデコルテは買えたけど、ダイワスカーレットもウォッカも出てこない、ナリタトップロード産駒が1番人気なんて認めたくなくて結果当たらず。

迎えたダービー。
牝馬がダービー勝てる訳ない。
何でオークス出てこなかったの?

ウォッカに懐疑的になっていました。
予想は全く覚えていません。
印を何に付けたかも朧気です。
ただ、意地でもウォッカは買わないと思い込んでいたのは確かです。

結果は言わずもがな。
ウォッカはダービーを勝ちました。

ボクはベンチャー企業に転職していて、仕事で結果が出始めた時だったので、それ以降は競馬から離れていきます。

気付いたらディープ産駒が強い時代がやってきていました。

ディープの死、やたらと強い牝馬がいるらしい、ディープの子が無敗の三冠馬になったってよ。

仕事が軌道に乗り、結婚をして、子供が生まれて…
実の父も義理の父も競馬をやるので、G1の時はたまに買ったりはしていましたが、毎週重賞だけでなく平場も買っていた競馬好きがここまで買わなくなるとは思いませんでしたが、本当に買わないし、この間に買ったレースさえも覚えていません。

ディープインパクトが亡くなったのはネットニュースがシェアされて知りました。
時代はまた終わっていくんだな…と思いました。

子供達とのレジャーの最中に友人が電話してきて、有馬記念のことを聞いてきた時にアーモンドアイという強い牝馬を知りました。
色々情報を辿っていたらルメールもデムーロも短期免許じゃなくて通年で日本で乗っているのを知ったり、コントレイルというディープの子が無敗の三冠馬になったと知りました。
北島三郎の馬が大活躍していたのは何となくニュースで知ってました。

それだけ競馬と離れていたボクが何をキッカケに戻ってきたのか?

あの頃の続きができるのかもしれないと思ったのかもしれません。
また、ボクが競馬の世界を知った年齢に子供がなったというのもキッカケかもしれません。

2022年の日本ダービー。
◎ダノンベルーガ
◯ドウデュース
▲アスクビクターモア
△イクイノックス
△プラダリア
離れている間に5連複とか出てたら当たってましたね。
ただ、本命から組み立てる馬券しか買ってなかったので、見事に外しました。

今では平場も買ったりしていますが、何がそうさせているのか未だによく分かりません。
ウォッカが勝ったあのダービーから15年。
ディープインパクトがサンデーサイレンスを凌ぐ種牡馬になり、亡くなり、そのラストクロップが走る年だと特に意識はしていませんでしたが、サンデー産駒が先細りしていく頃とはまた違う体験ができるのではと思っています。

自分も歳を取って、あの頃馬券を買っていた馬の孫が走っていたりする。
血統で予想をしていたからこそ、楽しいと思えるのかもしれませんね。

これからボチボチとnoteで競馬のことを書いていこうと、何となく始めてみました。
ちなみに、『お馬な日々』は、昔やっていた競馬予想ブログのタイトルです。




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