見出し画像

ラニバ30thツアー 前半総括

ひとつずつ数えたらあれもこれも…で、もはやセトリ一曲ずつ語りたいくらいなのですが、とりあえずyukihiroさんのプレイ中心に、前半で印象深かったことを。

まず、前半通して腰を抜かしていたのは、get out、カレス、XXX、forth、レベレ、マイハ、GLMW。
どれも1番と2番でフレーズ変えてたり、つなぎのフィルの手順や音色がいちいち細かくオシャレだったり。

このツアーのハイライトの1つだった「Flower」。
実はこのアレンジは20周年の頃から片鱗はあったんだけど、より手数が増え、アレンジがグッと詰まってきた感じでした。しかも、最初の頃はやや不安定だったけど、幕張の頃は嘘のように余裕があって、さらにまた細かく変えてたんだよね…。やっと覚えてきたフレーズをトレースしながら聴いてると、突然耳慣れない音が入ってきて(いや、ミスの時もありますが笑)、え?ってオペラグラス落としそうになりながら、また凝視…。だから、グラスを手放せないんだよー😭

そしてそれはもう1つのハイライトだった「花葬」も同じ。
ドラムのうわものが動くようになった分、バスが少し強く重くなり、てっちゃんのベースも少しだけ全体を支える感じの重さを持ち、けんちゃんのギターが音もフレーズも抑えめになってて、そこにhydeの歌が重くゆるやかに乗っかるようになってて、そのアンサンブルがバンドらしくて進化していて、涙が出る。

そしてなにより驚いたのは、「あなた」。
こんなに何度も聴いてきた定番バラードを、あんな劇的に、ロマンチックに、変えるなんて。
…それは、ほんの少しの変化なのかもしれないけれど、確実に少しだけ音数多く、少しだけ音を重く。みんなが歌えないことをよくよく考えた、今の私たちのためのアレンジなのかもしれない、と思いました。

「ミライ」と「Forever」は、まさにライブで育ってる曲で、どんどん進化してるし、本当にかっこいい。これがバンドとしてあるべき姿というか、単発ライブではできないことで、だからしばらくライブのたびに頑張って新曲披露してくれても、いまいち乗り切れなかったんだよね。
あ、そんな曲のひとつだったエバラスも、このツアーでしっかり育ってますよ笑

それにしても、今のドラムセットの組み方は天才です。特にシンバル類。上段のHoly China、両サイドのclash、前方のsplash、随所のHHとchinaが、手順的にもフォーム的にも本当にいい働きをしている。動きにさらに無駄がなくなったし、例の両サイドからの超かっこいい振り抜きスタイルにもつながってるし笑
タム類はシンプルなんだけど、その分、細かいフレーズの変化が容易になった気がする。ベースにすごく細かい移動手順をセットして、アドリブで叩く場所だけ変える、ダブル・トリプル・装飾音を加える…という、アレンジの基本を徹底してやっているだけ…なんだけど、それはそれで新しいyukihiroなのよね。

今のシグネチャスネアもいいよねー!
わたし、買ってからぜんぜん鳴らせてないから、スタジオ行かねばですよ笑

そして、幕張は、シンバル含めて、また、いい音で鳴ってたんですよね。なんなら、生音が聞こえてきてるんじゃないかってくらい、粒立ちのいい音でした。PAチーム、グッジョブ❤️
幕張は、びっくりするくらい全体の音もよくて、もしかしたらそのせいなのかもしれないんだけど、本当にゆきひろさんのドラムの変化がめちゃめちゃよくわかって…
それは、今回のツアー頭からトライしてたことの完成もあれば、ツアー中に進化してるところもあって、それは他の楽器隊もなんだけど、ほんとに月並みだけど、「ああ、このバンドって、やっぱりライブバンドなんだよな!」って改めて思ったのでした。

以上、極めて個人的な、ツアー前半戦の総括でした!!

次回12月のさいたまからはアリーナサイズに戻って、MMXXのリベンジとなる横浜、少し大きめの代々木…と会場も変化していくので、いろいろ楽しみ❤️

★−
あ、どうしても書いておかねばの、
EXPO てっちゃん落下からのセッション事件
は、次のポストへ。
(各会場ごとの話、特にてっちゃんのBDライブは余力があったら書きます)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?