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【デスグロ雑記】キャラクター創造とカタログの海

やぁ同好のみんな!
熱くなってきたが元気にしているだろうか。

ミニチュアを塗り始めて3度目の夏だが、この時期になると湿度が変わり、カラーの薄め具合が安定しなくなって嫌になるね。

といいつつ、いつもと違うタッチの中に新しい発見もあるので、だらだら言わずに塗っていこうと思う今日この頃だ。

今日はデスグロにおける冒険者のミニチュア選びについて、ハーミットイン商店のカタログとルールブック、それから僕が出した武器効果ルールを併せて眺めながらここで楽しんでいこうと思うよ。

デスオアグローリーは血湧き肉躍るアドベンチャーを楽しむゲームであるが、その実、かなり戦略性の高いミニチュアゲームだ。

考えるほど楽しいこのゲームの準備について、是非一緒にミニチュアを選ぶ気持ちで楽しんでくれたならうれしい。

データから見るデスグロパーティの編成

さて、今回はヒスイの髪留めと深雪の宝玉をプレイするイメージで、4人組のパーティを組んでいきたいと思う。

主人公を決めてストーリーから考えるといったアプローチも素晴らしいが、今回はもう少しゲーム的な視点で欲しいミニチュアを絞っていこうか。

デスグロの冒険では概ね以下の様な要素がキャラクターに求められると思う。

  • 防御役(高HP、高DP)

  • 攻撃役(高AP)

  • 回復役(回復アイテム、魔法)

  • 遠距離攻撃役(遠距離武器or魔法攻撃)

  • アドベンチャー支援役(振り直し、出目変更)

  • 荷物持ち役(アイテム所持数)

それぞれが一人いればいいというわけでもなく、またどれかの役職がないとゲームにならないというわけではない。

そもそも4人パーティでこれらすべての要素をクリアすることは難しいし、位置で敵の攻撃目標が決まるデスグロでは、敵の攻撃を引き付ける防御役のミニチュアが複数いないかぎり、完全に非力な支援役を守ることはできない。

つまり、取捨選択を楽しむことが大事なんだ。

今回はオーソドックスに魔術師(遠距離攻撃役)とそれを守る戦士(防御役 兼 回復役)、集団戦を突破し背後から防御を打ち破る暗殺者(攻撃役)に、戦闘以外を任せられる盗賊(アドベンチャー支援役)をチョイスしてみようか。

パーティの役割が決まったら、さらに装備の要素を考えていく。

戦士

生き残りやすい戦士には是非とも荷物を一緒に持ってもらいたい。

一方で重い鎧と多くの荷物を持つ戦士は、いかにもトラップの標的にされそうだ。

悩ましいが今回はトラップ解除の名人たる盗賊が仲間にいるので、解決方法に期待して重装のカバン持ちをチョイスした。

武器効果ルールを参照するならば、攻撃を一点に受ける彼には是非とも『返し技(相手の攻撃を回避した際、主導権を取り返しやすくする効果)』を取得してほしいものだ。

一方で、重装備の彼が扱う軽い長剣とはどんな組み合わせだろうか。

ガチャガチャと大鎧を着こんだ戦士がフェンシングのように距離をとって戦う姿は、ややミスマッチのようにも思える。

いっそのこと重い剣を装備させ、いざという時は切りかかれる防御役を目指してみるのも面白そうだ。

魔術師

魔法使いは種族を参照することが重要だ。なんといってもMP(魔法の成功率)が高いエルフにとっては適職といえる。

一方でエルフの魔法使いはHPが1になってしまうという難点がある。

エルフの魔法使いを使うにはパーティ全体の鉄壁の守りが必要になってくるのだ。

今回のパーティは4体と比較的少数であり、守り切れるかどうか怪しいので、安全を見て人間の魔法使いをチョイスした。

暗殺者

今回攻撃役については、AP(攻撃の当たりやすさ)の高さ以上に、包囲されたときの位置取りによる味方の保護、厄介な敵の遠距離攻撃役を倒す役割をフォローしてくれる存在が必要だと感じた僕は、あえて3体目に暗殺者をチョイスした。

暗殺者はすり抜けによって敵の背後に容易に移動できるため、この役割を担うにはぴったりだ。

武器については、単独で戦うことを念頭に置くと、よろめきと隙が無い、かつAPに補正があるような武器が望ましい。

或いは、長柄の武器をもって戦士の後ろから支援に回るという動きも面白いかもしれない。

ここはカタログを見つつ、グッドなキャラクターを創造したいところだ。

盗賊

盗賊が宝箱を開けることを考えると、彼にもカバンを持ってもらうのが適切だと言える。

直接の戦闘は想定していない為、武器効果にこだわる必要はないが、魔法使いが斃れたときに備えて、

遠距離武器を持っているなら活用する余地がありそうだ。

またこだわりとして、工具(仕事道具)がしっかりカバンに入っていることを想起させるようなミニチュアが欲しいなとも思う。

人相の悪さも、或いは詐欺師の様なずるい笑みも必須の要素だ。

いざカタログへ

さて、ハーミットイン商店でカタログの海に潜ってきたよ。

イメージにぴったりのミニチュアがあったもの、選んでいる間に新しいインスピレーションが訪れたものと両方あるが、ピックアップしてきたので順に見ていこうか。

人間の戦士

戦士のミニチュアについてだが、やはり大きなカバンを持った重装備の勇者に似合う武器は、細身の長剣などではなかった。

カタログを見ていたらレッドボックスゲームズの彼が目についたね。武器はメイスで左手に盾。今回イメージしている魔術師を守る役目としての戦士にピッタリじゃないか。

彼という戦士が決まったことで、パーティ全体の色合いも同時に少し見えてきたね。ペイント次第でも大きく変わるかもしれないが、渋く重厚なパーティが目に浮かんでくるようだ。

魔法使いの詠唱を背中に感じながらスケルトンうごめく墳墓を攻略する彼の姿が僕には浮かんだよ。

武器を『軽い打撃武器』と設定するなら、APへ多少の補正がかかる。なるほど、彼はどうやら十分に前線を突破できるだけの能力を持っているようだ。

(一方打撃武器には攻撃をミスした際防御力が減少する『よろめき』の効果がついている。これはある意味ドラマチックだが、注意を向けるべき特徴だろう。)

人間の魔術師

戦士を後ろから支える魔法使いにはインテリジェンスな雰囲気たっぷりのこのミニチュアをチョイスしたよ。

王道の魔法使い、それでいて体躯は弱弱しいというよりむしろ常識的な範囲でしっかり鍛えられているその姿は、このパーティの主軸にぴったりだろう。

メンバーが集合したときの絵を考えたとき、杖頭についた宝玉が見栄えすることもうれしいポイントだ。

ハーフエルフの暗殺者

暗殺者にはハーフエルフを起用したよ。回避判定でのボーナス効果があるハーフエルフは戦場を駆け回って敵を倒す今回の役目にぴったりだ。

またこのハーフエルフには戦士の補佐として、敵の攻撃をかいくぐり、あわよくば敵の攻勢を止める役割を果たしてほしいと思った。

彼の構えや剣を見れば、武器効果『刺突武器』の効果をきっちり張ってくれる鋭利で牽制能力を持った武器だとわかるね。

『刺突武器』に設定された高いDPと『返し技』による優勢確保に期待したい。

人間の盗賊

クロスボウの暗殺者と銘打たれている彼だが、僕はしっかりと握られた大きな荷物と彼の立ち姿、そして表情に注目したよ。

きっと彼の荷物には最小限のボルト(クロスボウ用の弾)の他に、仕事用の工具の山がしまい込まれているに違いない。

きっと機械式の武器を扱う作業にも、彼の手先の器用さは効果を発揮していることだろう。

準備の楽しさ

以上が僕の冒険の計画だ。

よく旅行は計画するまでで楽しさの40%を占めていると言うが、デスグロにおいても準備の楽しさはゲーム本体に勝るとも劣らないと言える。

それが、是非この記事を通して君と楽しさを共有したいと考えた理由だ。

では、また次の冒険で会おう!!

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