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一般教養対策はとりあえずこれやっとけ【予備試験】

予備試験短答の一般教養対策は今まであまりまともに取り扱ってこなかったが、久々に解いてみて色々と思うことがあったので、これを機に簡単に対策を記しておきたい。

1大前提


大前提として、「一般教養対策ははするな」これに尽きる。これは短答を受験する前からそう考えていたし、合格した後も、つい先日久々に一般教養の過去問を解いてみたあとでも揺るがないマインドである。

なぜか。コスパが悪いからである。目先の配点の高さに惑わされてはいけない。いくら配点が高くても、効率的に点数アップが狙えないなら対策すべきではない。予備試験短答においては、一般教養に比べ法律科目の方が圧倒的にコスパがいい。それに、法律科目なら論文にも役立つかもしれない。一般教養対策をしようと思って法律の勉強を差し置いて英語の勉強をし始めるのは噴飯ものである。何の試験受けようとしてるの?という話になる。

とは言っても、全く対策をしないのは怖い、と感じる人もいるだろう。そこで、時間がかからないコスパの良い対策をいくつか提案する。

対策1 一般教養の過去問を1年分解く


これぐらいならやってもいいだろう。私も受験生のころは一度だけ解いた記憶がある。1度解いておくと、自分はだいたい何点取れるか、ということも分かるので、法律科目で何点取ればいいかという指針を立てやすくなる。それに、どの分野が得意でどの分野が苦手か、ということも分かるので、本番で焦らずに済む。とはいえ、1年分だけで十分である。何年分も解いて本業である法律科目をおろそかにしないようにしよう。

対策2 時事ネタを仕入れる


一般教養では必ず時事ネタが出てくる。去年で言うと、ウクライナ戦争やG7に関連した時事ネタが出題された。今年も同じように、時事ネタが何問か出るだろう。今年の時事ネタで最も出題可能性が高いのはイスラエル・パレスチナ情勢である。パレスチナの近代史ぐらいはざっと確認しておくといいだろう。優先順位は下がるが、イランの歴史(特に戦後史)も押さえておくといいかもしれない。

対策3 現場思考問題は得点源にする


一般教養の知識問題は難しい傾向にあるが、現場思考問題は簡単な問題が多い。例えば論理を問う問題や、計算問題、統計問題である。これらは一見すると難しいこともあるが、根気よく取り組むと意外と簡単に解けたりする。ぜひ本番では正解してほしい。

番外編:一般教養の問題の解き方が学べる動画はこちら

こちらの動画を直前に見て対策するのもアリ。私が実際に一般教養の問題にどのようにアプローチしているか、ということが学べる。現場思考問題の解き方や肢の切り方などの試験テクニックもたくさん含まれているので、時間がある人は是非最後まで見てほしい。


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