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苦手を分解してみよう。

やらねばならないときが来た。

先週依頼されてから、
なかなか手をつけられずにいた仕事。

苦手な工具顕微鏡を使った寸法測定。

ついに、今日の午後からやり始めた。

「苦手な」って書いたけど、
この「苦手」は工具顕微鏡にではなく、
寸法測定に掛かっている。

工具顕微鏡は、かっこいいから好き。
画面を見ながら、点や直線を指定するだけで、
距離や角度を測ってくれる。
めっちゃ、硬派。

そして、それを操ってる自分にも惚れ惚れ。

じゃあ、寸法測定の何が苦手なのか。

んーーーー。

寸法測定自体は、けっこうしている。
定期的に測るものは、そんなに苦手な感じじゃないな。

今回するのは、
初めて組み立てを行った機種の寸法測定。
以前、似たような機種では測ったことあるけど、
この機種は当然、初めて測る。

ということは、ただの寸法測定ではなく、
「初めてする」寸法測定が苦手なんだ。

なんで、「初めてする」とき、苦手なのか?

初めてのときは、図面を見て、
測る順番を考えるところから始まる。
顕微鏡の動きにムダがないよう、
順番を決めていく。
同時に、測定結果を入力する
エクセルシートを作成する。

いくら頭で考えていても、
実際に測り始めると、
うまく測れずやり直したり、
顕微鏡の移動が大きくなり、
順番を入れ替えることも多い。

それに合わせてエクセルシートも直していく。

そんな風に行ったり来たりしながら、
ようやく40ヶ所の測定を終える。

この、あれこれ、試したり、やり直したり、の時間が苦手なんだな。

しっかり手順が確定しているものを
こなすのは大好きだけど、
考えながら、作り上げていくのは苦手なんだね。

へーーー。
私、結構、得意だと思ってたわ。
「試すの楽しいですよね」
「試行錯誤してうまくいくと嬉しいです」って
人に話してた。

ああ、そう。
苦手だったんだね。

なんだか、今まで漠然と苦手だと思ってたことが、
こうやって掘り下げていくと、より明確になった。

そして、前より苦手意識が低くなった気がする。

そうか。
自分が、何が苦手かわかるってことは、
得意なこともわかるってことなんだ。

苦手だと思ってた仕事の中に、
得意な部分もあることが分かると、
やる気が出てくる。

なんだか苦手と思ってることも、
分解して考えて、どこが嫌なのか考えてみよう。
案外、苦手なのは、全体の中の
ほんの一部かもしれない。

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