見出し画像

IgA腎症について

記念すべき初記事が最初がこれかいという感じですが、タイミング良く(?)入院したのでステロイドパルス入院レポを書こうと思います!
入院レポの前に、そんなに知名度が高くないIgA腎症という病気と診断の経緯を、備忘も兼ねて残します。

IgA腎症とは?

(医者の知り合いがたくさんいるのに病気の概要書きたくないけど、素人はこう捉えているという気持ちも知ってほしいので書きますw)
ざっくり言うと、扁桃腺からやってくるIgAというタンパク質がちょっと変な形になってしまい、腎臓にある糸球体にへばりついてしまって腎臓の機能を落としてしまう病気です。なので犯人は扁桃腺!腎臓はどちらかというと被害者!!
自覚症状はほとんどないし、すぐにどうこうなるわけでもないし、直接命に関わる病気じゃないけど、自覚症状がほとんどないまま10年20年かけて悪化していき、最終的に透析や腎臓移植が必要になる可能性がある…らしい!
私は運良く超早期発見できたんだからちゃんと治療しようね!ということで、今回ステロイドパルス療法を進めることになりました。

診断の経緯

2022年5月に行った会社の健康診断で尿潜血(3+)と尿蛋白(1+)を指摘され、精密検査を受けたところ、IgA腎症という病気の疑いがあるということで、2023年12月に腎生検のため1週間ほど検査入院し、確定診断に至りました。
健康診断から腎生検まで1年以上空いたのは、最初に精密検査をお願いした泌尿器科で受けた血液検査の結果、IgAという数値が基準値内だったので、「IgA腎症ではない」「少なくとも癌ではないなので今すぐ悪くなる病気ではない」と言われて様子見という判断をされたからでした。
ただ、尿沈渣検査の赤血球の値が妙に高い(100↑/HPF)ことと、熱が出る度(新型コロナウイルスのワクチンの副反応とかで)に肉眼的血尿になってしまうこと、祖母が自己免疫疾患持ちなこと(全身性エリテマトーデス、通称SLE)が気になり、本当に何もないのか・・・?と不安に思っていました。
そのあと友人の医者たちの強い勧めにより(「泌尿器科は外科!あなたが行くべきは内科!」という金言をもらった)別の病院で腎臓内科にかかったところ、「IgA腎症が進行していても正常値になってしまう人もいるので参考程度にしかならない」「腎生検をしてみないとわからないが、話を聞いている限りは典型的なIgA腎症」と言われました。

このnoteを読んでくれている方々へ

このnoteを読んでくれている方に強めに伝えたいのは、「自己免疫疾患であって生活習慣病じゃないよ!」ということです!
腎臓病って生活習慣病のイメージが強いし、実際腎臓が悪いわけだから健康的な生活を送るのは超大切だけど、自己免疫疾患に原因もなにもないよ(T_T)
私は飲み会大好き人間で週2〜3回は飲み歩いているからか、それが原因なんじゃないの?って言われることが結構ありますが、冗談ぽく言われても毎回ハッキリ否定してます。他の患者さんにも関わるのでね!
これから本格的にステロイド治療が始まるので、ムーンフェイス・中心性肥満・にきびといった、外見に関わる副作用が一定出てくることが予想されます。それも「ちゃんとしていればそんな副作用出ない」とかないから!!!!決めつけずにちゃんと話を聞いてくれると嬉しいなあと思います。

こんな感じの状況でした~
まあ働き盛りの人々もちゃんと健康診断行こう&精密検査受けよう&セカンドオピニオン大事だよというお話でした!
次はステロイドパルス1回目入院レポ書きます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?