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自己紹介(5)お父さんとは無理、離婚するから...編

自分史を作ろう!と思い立って
2023年
過去の体験を綴っています

ネグレクトの親からホステスを経てフリーアナウンサーになった奇跡
西川友紀子です
前回は母のパート先で出会ったおっちゃんの話...

今回は『離婚』編です


私の小学校卒業が間近に迫ってきたある日、、
母は私に言いました


前列右から2番目


『お父さんと離婚しようと思う.もう、無理やねん』

『そうなんや、お母さんの人生なんやからいいんちゃう』

なんて物分かりの良い子供!?


『お兄ちゃんは絶対嫌っていうんやんか.
でもあんた達には絶対苦労はかけへんし、
もともとお父さんは浮気してるんやからね
お母さん、もう、無理なんよ...』


『ええよ、お母さん
お父さんなんか、捨てたらええんちゃう』


なあんてやりとりがありまして

後々考えると

どちらも浮気していたようですけど...(笑)

私は、ほとんど帰ってこない父に関して、
毎日、母からの情報しかないわけですから、
父のことは大っ嫌いだったんです

太ってて、寡黙で、一重で、
何より寝転んでお菓子を食べる.こぼす
そして、臭い...

そんな父が大嫌いになるように、、、、、と、ある意味
洗脳されていましたね

寝転んでお菓子食べる、、って

お父さんカワウソみたいやねん、、とか
可愛いエピソードにどうとでも変換出来たのに!


父の我が家での扱いは、
『あいつ、帰ってきやがった』みたいな存在でした

家族のために一生懸命
頑張って働いてくれていたと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです

なので、絶対思うのが、子供にパートナーの悪口を言わない!!
既婚者の方は心していただきたい(笑)

離婚が決まって
住んでいた家を売却して
中学入学と同時に
駅の近くのマンションに母と兄と3人で移り住みました

実は、そのマンションは、おっちゃんの関係しているマンションで
おっちゃんは不動産会社の社長、母は父からの離婚の慰謝料でその
マンションを購入したみたいですね
※後々知りました


転居して、すぐに
おっちゃんは当たり前のように家に来るようになりました
間取りは3DKだったと思います
玄関入ってすぐの部屋は兄の部屋

それから
1枚ドアを開けてリビング、、
その奥に和室が2間続けてある..そんな間取り

リビングに面した和室に母と、私の部屋がある、、

引越しと同時に母はジュエリー〇〇のパートはやめて
駅前で喫茶店をオープンさせました

これまで主婦で何の料理の知識もない
母が駅前の一等地で突然、喫茶店をオープンさせたのは
その喫茶店も
おっちゃんの物件だったから

おっちゃんが事務所の近くでコーヒー飲める場所
欲しいねん、、そんな感覚で喫茶店をオープン

リサーチもせず、売れ筋メニューもない喫茶店は
地元のヤンキーの溜まり場となり
大した儲けがなくても
潰れる事もなく、営業を続けていました

そして、
おっちゃんは私達のマンションにたまに遊びにくる..から
ほぼほぼ毎日、当たり前に合鍵で勝手に来るのはもちろん
当たり前のように
お泊まりしていくように...

さらに、私立に通う兄は学校まで遠いからと
学校近くで1人暮らしをすることになって、
マンションには、母と私とおっちゃんの3人暮らしに自然と
なっていきました



で、夜は、襖1枚しか隔てていない隣の部屋で
始まるんですよ...(笑)

大人の営みが...

私は思春期ですから、めっちゃ眠くて、基本寝てるんですけど、

『あ〜愛してる』とか
『おかしくなっちゃいそう』

なんて言葉が夢に出てくるんです..

朝、起きて
あれは何の夢なのかしら?って
最初の頃は思ってましたけど

なぜか無性に寝付けない日があって..
隣の部屋からはっきり.


『いい加減、娘がいるから、だめ〜』

おっちゃん
『あいつは、鈍いから今までもバレへんやったやろ
わからへんって、、お前好きやろ..』

みたいな言葉が
聞こえてきて..ああ、これまでも現実やったんやな..って
その夜は朝まで地獄でしたね

だって朝まで、実の母の
あの時の声を聞かせ続けられるんですからね...(笑)

そんなある日、
学校から帰ってきてリビングでウトウトしている時に
事件が起こりました.

気がついたら
おっちゃんが私の目の前にいるんですよ
もう、目の前というか、チューできるくらいの距離に、、

慌てて起きようとしたら、
おっちゃんは、私の手をはがいじめにして
セーラー服を捲り上げたんです

そして
上半身半分、裸状態にして、
耳元に分厚い唇を押し当ててなめてきたんです..
ねっとりと舐められて.ベトベトして
臭くて、、

今でも
ここは、これ以上詳しくは思い出したくは
ないですし、書けないですけど

とにかく、私はあまりのショックで
しくしく泣いてしまって、、

そしたら、おっちゃんは
そんな私を見下ろしながら、

『めんどくさい、泣くな、、、』
『冗談に決まっとるやんけ、
お前みたいな、おっぱい五百円玉みたいな女、興味ないわ』

と、吐き捨てるように言ったんです

そして
その夜、おっちゃんは帰ってこなくて
どう母に報告したら良いかわからない私に

母から1言、、、

『ゆきこ、、あんた大袈裟なんよ、、あの人があんたみたいな
子供相手にするわけないやんか..
だって、あんたってさ、五百円玉なんやからさ、、(笑)』


『うん..せやね..ごめん』

おっちゃんから聞いてるんだ、、
五百円ってワード知っているのは私とおっちゃんだけやもんな、、

私の味方はこの家にはおらん

私は一人なんやな、、って
強烈に思ったのを覚えています

悲しいとか、悔しいとか、寂しいとか
そんなのを通り越して..

とにかく
私はここにいたら、いつか、ヤバいことになるんじゃないか・・って
やられてしまうんやないか..って
事だけは感じていました

今でも五百円玉を見ると
モヤッとします(笑)












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