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【感想】トゥルーマン・ショー

今までの人生は全て台本通りだった。結婚相手も,小さな頃からの親友も。

目を引くようなあらすじで、最初から最後まで一気見してしまう作品だった。

主人公はイエスマンを演じたジム・キャリー
独特の熱演も大好きだし、なにより吹き替えの人の声がいい。調べてないけど山寺宏一な気がする。

生まれてから死ぬまでをドキュメンタリーのようにずっと放映される恐怖と、それを嬉々としてみる視聴者たち。
ネタバレをすると、最後に主人公のトゥルーマンは作り物の世界から抜け出すわけなんだけど、一視聴者である警備員たちは映らなくなったトゥルーマンの番組を見て、次の番組にしようと冷酷に言い放つ。

世界中が熱狂するような演出の一方で、視聴者はあくまで娯楽として楽しんでいるだけなのだという表現とも捉えられた。

人類総発信者の時代に、この作品は発信者としての気づきも与えてくれるような作品な気がする。

なにより番組チーフの幼稚さや気取った語りがうざいと思ったけど、新しい視点でジム・キャリーが演じてることもあってかなり好きな作品な部類に入る。

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