PRAY
BLというか、こいつら出来てやがるだろうと信じてやまないのが御手洗潔シリーズの探偵と相棒である。
助手扱いされて凹んでいたので、石岡和己のことは絶対に助手呼ばわりはしない、というかお前がメインだと信じて10余年どころか世紀越え。
その間横浜優勝した、日本シリーズ出た、元号も変わった。
そして思った、彼らはいつまたであうのかと。
今は2020年。二人は今年で70と72だ、リアルな自制のあれこれはともかく、年齢を考えるともう結構な歳である。
金田一さんならその10年前に消息不明になっている。
だが彼らは今も、スウェーデンと横浜に分かれたまま、互いを思い生きている。これは腐女子の妄想ではないと言わせていただきたい。
映画で石岡君が出なかったとき、どうすりゃいいんだともだえ苦しんだカズミストだが、大人の事情があることくらい理解した。
理解したが全く納得はしておらず、心の中のムツオさんがいつだって暴れ出しそうな状態なのだが、電話線は鉈で切った。
刷り込みに近いレベルで彼らが好きなんです。
20数年、横浜と聞くともう彼らが浮かぶし、馬車道でかれらが過ごしているのを想像するだけで10代の頃は至高のあれだった。
始めてコミケに行ったのは1998年で、その時買いあさって絶対に東京の大学に行くのだと誓ったし、実際進学できて幸運だったと思う。
2020年現在、東京で過ごしている理由の8割はそこだ。バンギャになったり、舞台オタになったりして、本当に今ここに居るのに後悔よりも安堵を覚えたと思う。
ふたりが幸せであります様に。
あのふたりが結ばれます様に。
その願いだけで、もう24年経っちゃった。
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