クソ客ってのは切ったほうがいいって話

事実上の引退宣言?をした後なので今日からは今まで以上に本音でガンガンいくぜ!!
とかいうわけでは決してないつもりなんですが…笑

最近ちょっと後輩の某運営者に相談されたことなんかもあって
少し考えをまとめてみました。

もしかしたらみなさんにとっても「クソ客」の「客」の部分を他の言葉… たとえば「顧客」でも「上司」でも「会社」でもいいんですが…
入れ替えてみたら参考になるかも知れません。ならないかも知れませんが…笑

俺たちは良いことも悪いことも基本的には自分自身の価値観で選べる「自由社会」「資本主義社会」に暮らしてるはずですよね?
でもなんだか最近の日本って「社会主義」というか…「全体主義」みたいな考え方やモノの見方を押しつけられてる感じがしませんか?

ネット上での「炎上」とかも「過剰なバッシング」とかも、まるで身分差別時代の「士農工商」のさらに下に… みたいになんだか大衆のガス抜きに利用されてるんじゃねえの…?的な感じさえしますよね。

まあ俺なんかの存在や言うことなんて、無視しても全然生きていけるんですから
あくまでも気楽に読んでくださいね。笑

俺は1993年あたりから自分自身も長くこの業界で商売させていただいてきまして
ウチでは親もまあ軽く50年以上は客商売をしてるわけなんですけども
とはいえその程度の経験ですのでこんな俺の発言に説得力があるかどうかはともかく…

それがお店の経営でもバンドやアイドルの運営とかでも
クソ客ってのは切ったほうが絶対的にいい結果になりますね。

無理して「お客さんだから」とやさしく対応してたお店やバンド、アイドルなんかのほうが
その後、結局は集客や運営に苦労して潰れていってるイメージが強いです。

あくまでも俺の感覚では…面倒な客ってのは誠実に向き合うよりも切ったほうが全体的には確実にいいですね。

俺たちがやってるのは政治でもありませんし公益のための活動や事業とかでもないんで…

自由主義、資本主義社会の世の中で冷静に考えればお客様のためとかじゃなく、自分側の利益や商売のやり易さを追求するのはごく当たり前のことなんですよね。

特にアーティストなんて言ってしまえば基本的にはこちらの好みや都合だけを押し付けてエゴの塊みたいなモンを売りつけてるだけじゃないですか。

世の中には沢山の人が居るわけですから、もちろんそれぞれに様々な事情があるわけです…
ただそれらにどこまで個別対応できるゆとりや余裕があるかも、またそれぞれですよね。

さらにはこんな自由な国なんですから、お客様側から見ての選択肢も無限にあるはずで
無理に付き合っていただくよりもそれぞれのお客様の志向に合うお店、好みに合うアーティストを他で探していただいた方が
お互いに幸せかと思います。


今までの俺の経験では1種類の商品が最大で5000名とか10000名とかに買っていただいてる中で、
こちらが「えっ?」と思うようなクレームを入れてくるお客さんっていうのはだいたい10名もいないです。マジ数名って感じ。
最近で言うとメルマガでDMを3500名くらいに毎回のように出して、問題がある人は2〜3名、
購入関係で連絡がスムーズじゃなかったりレスポンスが遅い人もだいたいいつも2名とか3名です。

(これは俺の親戚とかも言ってますが金払いが悪い(遅い)客はとにかく早く切ったほうがいいです)


どうです?全体の人数に比例して増えてるっていうよりは、いつでも常にそのくらいの人数の問題がある人が存在する…って感じですよね。
しかもそういうレスポンスが悪い人に限って(本人には悪意ゼロな感じなんですが)自分視点の要望とかが多いですね。
ああしてほしいとか、もっとこういうふうにしてほしいとか…(私は何曜日が休みだから何曜日にライブ開催してほしいとかね…笑)

そこにひとつひとつ応対したり、説明したりする労力を考えたら… まだ規模が小さい商売してる人ほど
むしろ早くそういう客を切ったほうが色々な面で効率よく回るようになるんじゃないかなと思います。

1万人の中に変な人が1人くらいいても目立たない可能性もありますけど、
まだまだ数十人とかしか動員がない会場とかだと、1人2人変な人が居たらめちゃ目立ちますし、他のお客さんにも影響があると思うんですよね。
「ああいうことしてもいいんだ…」とか、逆に「ああいう人がいるならもう来るのやめようかな…」とか

クソ客ってクソ客と呼ばれるくらいだからクソな人が多くて(笑)
もう来ないで下さいみたいに対応するとそれまでおとなしくて一見ごく普通の感じに見える人でも、突然人が変わったように激昂する人とかも多くて…
しばらくは悪評振りまいてくれたり、インターネットに信じられないくらいの物量でガセや悪口書きまくられたりしますけど、
今後長く何年もその仕事やり続けるつもりなら、それでも誠実に良い商品だけ作り続けてればいつか必ずプラスに転じるので
それを信じて切ったほうがいいですね。

忘れたら駄目なのは「お客様のため」とか「仕事だから我慢しなきゃ」ではなく、

「これに耐えるとするならそれに見合う対価があるのか?」ということです。

それがあるなら自分のプライドが許す限りとことん頑張りましょうよ。笑
俺だって1曲に1億払うって客が現れたらそいつの好みだけに特化した曲を書いてやりますよ。笑

見合わないことを我慢してでも続けてるのは逆にプロ意識とは呼ばないと俺は思いますね。

妥協しないほうがいいのは俺たちの場合だと自分の作品に自分で納得いってるかどうか、そういう部分だけですね。
要はここも他人の目とかじゃなく、エゴ全開でいいわけです。
例えば値段を下げないと買ってもらえないとか言うなら、自分の才能の無さを嘆いて転職するべきです。笑

俺自身はもうそろそろ、本格的に固定客のみにニッチの中のニッチみたいなものをお届けするだけ…という領域に入りつつあり、
いわゆるもう普通に「客商売」という感じでは今後なくなると思うのであえて言いましたけど、

俺のメルマガって業界の方もすごく読んでるみたいなので…笑
後進の参考になればいいなと思って書きました。

それでは頑張ってくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?