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キャリアに一貫性なんて無くていい

長らく、自分のキャリアに一貫性が無いことがコンプレックスでした。今もまだ、ちょっとはあるかもしれない。

30代後半になり、BtoBのマーケを専任で担当することになってから1年、自信を持って言える成果はあるけど、「私これの専門家です」とはまだ言い切れない。

でも、今までのキャリアに無駄があったかというと、全然そんなことなくて。

例えば小さいことだけど、メルマガを送る時の件名や記事のタイトル、LPのコピーや見出し、こういったものにこだわるのは、ガラケー時代からBtoCのサービス運営で限られた文字数での表現にこだわり、お客様に伝えることの大切さを知っているから。(実はこだわってるんです笑)

BtoCのサービス運営の中で、カスタマーサポートをしたり、ユーザーイベントをしたり、ヒアリングしたり…色々な経験が今も生きています。

もっというと、人事の経験もあったり、営業の経験も少しある。全部かじった程度かもしれないけど、その経験から得たものはたくさんあります。

キャリアについて、どうなりたい、どうあるべき、というものは、結局は時代とかタイミングとかによって変わるものだし、変わっていいもの。

もし、「24時間戦えますか」の時代に生まれていたら、寿退社して、転勤族の夫についてまわる妻だったかもしれない。一般職と総合職で男女が分かれていた時代なら、普通に一般職に就職していただろうし。

出産するまでは「バリキャリワーママであり続ける!」って思ってたけど、実際産んでからは、その気持ちが薄れていく自分に驚いたり、焦ったり、分からなくなったり、はっきりしろよと言われたりしたものです。

そんな、未来に起こるかもしれない「よくわからない自分の気持ちの変化」のために、今からあれこれ考えてもあまり意味ないなと。

ていうか、世の中で活躍している人たちは、「どうなりたい」というだけでなく、「そうせざるを得ない」中で必死に努力しながらその立場を築いてきている人が多いのではないでしょうか。

何が言いたいかというと、キャリアは後からついてくるし、自分でどうにでもなるものである一方、思い通りにならんこともあるということです。

なので、それに振り回されないようにしたい。

そのためには、自分が「どうありたいか」という“ものさし”とだけ、比較していけばいいのかな、と、最近思うようになりました。(それが、「キャリアに一貫性があるべき」なのであれば、そうすべきですが…。)

逆にいうと、自分のものさしだけは、しっかり持っておかないといけないですね。

すごいものでなくていいから。

私の場合は、「昨日より、今日の自分の方が好きか」……かな。