Why not?

★ライブ参加までの道のり★

できるだけ言葉を選んで書いていますが、特濃（かもしれない）な内容の為、場合によっては不快感を持たれる可能性がありますのでご注意ください。諦めの悪い私の回顧録でもあります。

今回も参加についてはかなり悩んだ。
先月の国際フォーラム公演から一週間後の８月11日。深夜に感染症対策アプリから接触通知が届き、戦々恐々とした日々を過ごしたからだ。（結果、こと無きを得たが）
前回の会場である国際フォーラムは、約５千人。今回の会場である「ぴあアリーナMM」は、その二倍のキャパ約10000人である。しかも東京でなく、横浜だ。
私自身初めての会場なので、長い道中への心細さがあった。電車に長く乗る事が怖かった。物販の長い待機列で長時間暑さの中、耐えられる自信も無い。
前回より、心理的にも物理的にも負担が大きく、万が一の事態が今度こそ私にも起きてしまう可能性がゼロでは無い。むしろ高くなった。
アプリからの通知を受けた事によって、今度こそ本当に、誰にも会わずに一人で
全ての不安に耐えるしかない。
「今の私にはハードルが高い」そう思った。特にメンタル的に耐えられる自信がなかった。
もしまた、戦々恐々とした日々を過ごすことになった場合、どうしよう。
想定するのも怖かったので、半ば思考停止で、決めなきゃいけないのに、落とし所が見つからず、もう考えたくなかったので、ギリギリまで決断を先延ばしにしていた。

諦めきれない理由は、今回も「追加公演ライブの配信」のお知らせが無かった事が大きかった。「現地に行かないとライブが観られない」。
私はFANKSになってから、TMのツアーに行かなかった事は今まで一度も無い。
コロナが私からライブを奪うなんて、許せない。考えられない。
そして、追加公演は内容の違う追加公演である点・TM史上初めての会場・アリーナ前方の良席であったこと。

チケットのリセールについて、一瞬頭をよぎったけれど、がんばって手に入れた場所なので、誰にも譲りたくなかった。空席を作らないという配慮や優しさは、あいにく私は持ち合わせていなかった。誰かに私の代わりをさせる事なんて、したくなかった。私の代わりは誰もいない。

「Yes, I am」だ。

もしも、ライブ配信があったなら、私は現地へは行かなかっただろう。
そもそも、初日も、ホール公演の時も、私はライブの「配信」をずっと希望していた。配信ならば、安全な場所で楽しめるからだ。私には安全が第一優先だった。
でも、ツアー後半を終え、追加公演が刻一刻と迫る中でも「ライブ配信」のお知らせは一切無かった。「現地に行かないとライブが観られない」。

「こんなに怖い思いをしなきゃライブを観れないのはどうして？」→コロナのせい

「感染症が蔓延する世の中で、世界情勢や職種や立場、様々な事情を抱えるが故に、配信を求める声があるのに、何故TMは配信を行わないのか？」
→不明で不可解

「TMの規模ならライブ配信が出来ないなんて事、物理的にある訳が無い」
→一般論

「ライブ配信をしないなんて、全くTMらしくない」→私的見解

私は、半ばウザがられる程の頻度でライブ配信の希望を各所で書き込みした。

TM NETWORKという名前でありながら、「NETWORK」を使わずに、
会場の中だけ、現地だけ、時間も空間も縛りのある中で、再起動後、
初の有FANKSライブなのに、現地へ行けない、会場へ行けないFANKSを、
ここにきて見捨てるんですか？　このご時世なのに時流読まないんですか？
今は、もう昔とは違うのに、閉じた会場のライブのままで行くんですか？
TMは最先端を扱うユニットなのに？

考えれば考えるほど、TMへの「不信感」とまでは言わないけど、
4001 DAYS GROOVEの、終了を発表した時に感じた
「全然わからないよ！なんで？やだよう！」という気持ちに近いものがあった。
日々「配信」のお知らせを願いながらも、アナウンスは何もなく、
自分から尋ねる勇気も、もう私には残っていなかった。
「それって全然TMらしくないよ！どうしてなの！TMちゃん！？」という気持ちが、やがて不満や怒りへと変わっていくのに、それ程時間はかからなかった。
自分のどちらにも行けない、選べない気持ちや

満たされない気持ちの、落とし所を見つけてしまったのである。

次回「★怒りもエネルギーになるんです★」へ続く♪