【BL声劇フリー台本】ハッピーシェアハウス

ひょんなことからシェアハウスをすることになるBL声劇二人用台本です。
物は言いようです。
ヤンデレ要素とほんのりDVを匂わせておりますので苦手な方はご注意下さい。

台本では「」と【】で読み手を分けて記載しています。
また、《》には二人称を記載していますが、お名前などに変更していただいてもお楽しみいただけます。

※の箇所は音などの指示になりますので読み上げないでください。
音の有無は任意です。

性別の変更はご遠慮ください。


尚、ご利用の際は利用規則をご一読くださいますようお願い申し上げます。


【利用規則】


◆この台本の著作権は全て影都千虎に帰属しています。

 商用・非商用問わずご利用いただけます。
 ご自由にお使いください。

 利用時のご連絡は任意ですが、ご連絡をいただけますと大変励みになりますし、喜んで影都千虎が拝聴致します。

 音声作品には以下を明記するようお願いいたします。

・作者名:影都千虎
・当台本のURLまたは影都千虎のTwitter ID
(@yukitora01)

 配信でのご利用も可能です。
 配信で利用される際には、上記二点は口頭で問題ございません。
 また、配信で利用される場合、台本を画面上に映していただいて構いません。

 台本のアレンジはご自由に行ってください。
 便宜上、一人称・二人称を設定しておりますが、いずれも変更していただいて問題ございません。
 性別の変更のみ不可とさせていただきます。


◆無断転載、改変による転載、自作発言は絶対におやめください。


【台本】


「やっほー。引っ越し祝い、持ってきたよ」

【そっか、ありがと。まあ、あがれよ】

「うん、そうする」
「へぇ……結構広いじゃん。いいなぁ」

【こういう家、好きか?】

「ん? うん、好きだよ」
「こういう家に住めるの羨ましいなぁって思うね」
「結構俺の理想に近いかも」

【そっか……そうなんだな】
【じゃあ、こっちの部屋も見てみないか?】
【きっと、《お前》が気に入る部屋だと思うんだ】

「え? 何それ」
「そう言われるとすっごく気になるじゃん。見せて見せて!」

【ああ、勿論だ。ほら、入って】


「おお……! 他の部屋とは随分雰囲気が違うね」
「《君》らしくないなぁ、とは思うけど」

【俺らしくない?】

「うん。《君》の趣味じゃなさそうだなぁって感じ」
「どっちかっていうと、俺の趣味だよね」
「この色とかすっごい好き」

【ああ、そういうことか。だろうな】
【この部屋は、《お前》の為に用意した部屋だからな】

「え? なにそれ、どういうこと?」


「…………え? なに、これ……」

【なにって、そのまんまだろ。首輪だよ。首輪】
【ああ……よかった。サイズも丁度いいし、色もよく似合ってる】

「い、いや……そうじゃなくって、その」

【あァ? なんだよ。何か文句でもあんのか?】

「ッ、……いや……」

【いつか俺と同棲したいって、言ってただろ?】
【だから、引っ越しして、《お前》の為の部屋を作ってやろうってずっと思ってたんだ】
【《お前》はこの先ずっとここに居ればいい】
【俺が、《お前》を幸せにしてやるからな】

「で、でもッ!」


※平手打ちの音


「…………へ?」

【でもじゃねぇだろ。なに口答えしてんだ? あ゛ァ?】
【お前は俺の言葉に「はい」って返事してればいいんだよ】
【お前の為の部屋があって、仕事に行く必要も無くて、俺がお前を幸せにしてやるって言ってんだ】
【なんの文句もねぇよなァ! なァ!】

「は、はい……」

【いい子だ。よくできました】


※リップ音


【一先ず、この部屋の中だったら自由に過ごしていいからな】
【慣れてきたら、家の中も自由にさせてやるよ】

「…………」

【返事】

「ッ、ありがとう、ございます……?」

【どういたしまして】


【ああ……そうだ、イイコト思いついた】

「いい、こと……? ッ、ねぇ、待ってよ。なんで、急にたばこを」

わめくな】

「ひっ」

【イイコトって言ってんだろ? ほら、もっとこっち来いよ】

「う…………は、はい」


※リップ音
※キスをしながら煙草に火を手の甲に押し付ける


「ん゛ん゛ッ!? ん゛―ッ!!」

【ははッ、マーキングってな】
【痛かったか? ああ、でも……そういう顔もたまんねぇな……】

「ぅ……っ、なんで、こんなこと……っ」

【なんでって、《お前》のことが可愛いからに決まってんだろ?】
【愛してるぞ】

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