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受け手が楽しめる緊縛を構成する4要素

皆さん、こんにちは。
最近話題のすくりーむ一族の長、ゆきすくりーむ♂です。
このnoteでは緊縛を始めて数ヶ月〜半年くらいの初心者縛り手が、縛り手として少しでも早く成長できるできるためのtipsを紹介しています。
(※ゆーて僕もまだ縛り手歴1年くらいですが…)

本日のテーマは「受け手が楽しめる緊縛を構成する4要素」についてです。

僕個人的に緊縛は縛り手と受け手が怪我なく楽しく終えることが一番大事だと思っています(観客のいるショーは別)。そして縛り手は基本的に縛れさえすれば楽しいですし、怪我のリスクも受け手の方が圧倒的に高いです。なので必然的に受け手の安全や満足度を高めるための努力が縛り手には求められますし、その縛り手の努力が双方が楽しめる緊縛へ繋がります。

「よしっ、じゃあ講習会に沢山行って縛りの技術を高めよう!」

この方向性は決して間違ってはいませんが、僕は縛りの技術は緊縛を構成する1要素に過ぎないと考えています。では他の3要素とは何か?技術も含めて4つまとめてドンっ。

①.環境:どんな場所でどんな状況で縛られるのか
②.関係性:どこの誰に縛られるのか
③.技術:どんな縛りをされるのか
④.遊び心:縛り以外の個性をどう出すか

もうこの4つを完全に理解されている方はここで読了してください。
1つでも「それってどういうこと?」と思った方は是非以下の本文も読み進めていってください。それでは本編へ参りましょう!!

受け手が楽しめる緊縛を構成する4要素 その① 〜環境〜

縛られる環境というのはザックリと2つに分けられると思います。
「二人っきりの環境」か「周りに人がいる環境」です。(当たり前ですね)

受け手の中には二人っきりじゃないと集中できないし恥ずかしい…って思う人もいますし、逆に周りに人がいても気にならないしむしろ周りに人がいて縛られている姿を見られていることに興奮する…というタイプもいます。

この前受け手の人から聞いた興味深かった話は「あんまり縛られて気持ちいいって思うタイプではなかったけど緊縛サロンでたまたますごく縄で感じている子の隣で縛られて、その子の気持ちよさそうな様子を見ていると私もだんだん気持ち良くなってきちゃった笑」という話です。

受け手同士で共感性が働いたのでしょうか?

でも僕が最近縛った女の子は逆で、SMバーでは周りの人の存在が気になって縛られていても気持ちよさより恥ずかしさが勝ってしまうと言っていました。その子はホテルで2人きりで縛られている時の方が断然気持ちいいそうです。

このように受け手によって(あるいは受け手のその日の気分によって)、どんな環境で縛られるのが最適なのかは異なります。環境によって同じ人から受ける縄でも、受け手の感じ方は変わってくるということを覚えておきましょう!

受け手が楽しめる緊縛を構成する4要素 その② 〜関係性〜

受け手と縛り手の関係性はまたまたザックリと2つに分けることができます。受け手が縛り手のことを既に知っているか、それとも知らないか。(これも当たり前ですね)

いずれにせよ受け手の人に「この人に縛られてみたいな」若しくは「この人になら縛られてもいいかな」って最低でも思ってもらう必要があります。

で、このnoteは縛りを始めて数ヶ月〜半年くらいの人を対象に書いているので、正直その歴で「この人に縛られたいな」って思ってもらうのはなかなか難易度が高いと思います。なので「この人になら縛られてもいいかな」って思ってもらうことを目指しましょう。

「この人に縛られたいな」って思ってもらうには縛りの技術がある程度必要ですが「この人になら縛られてもいいかな」というのは人柄とか外見でなんとかなります。

「この人になら縛られてもいいかも」って思ってもらえるためのコミュニケーションの取り方についてはこちらの記事を参考にしてください。

関係性の重要性について表すこんなエピソードもあります。僕がよく縛らせてもらってる受け手さんが1人でバーに遊びに行った時のことです。その日はイベントで有名な緊縛師の方がバーに来られていました。受け手さんはその日はそこまで縄の気分ではなかったのですが、スタッフさんの勧めでせっかくの機会だからということでその緊縛師の方に縛られました。結果としてはあまり気持ちよくはなれなかったそうです。(大きな声では言えませんが僕の縄の方が全然良いとのこと)

縄の経験や技術でいうと僕よりもその緊縛師の方のが圧倒的に上のはずです。それでも「この人に縛られたい・縛られてもよい」という気持ちがなければ、やはり楽しくて気持ちの良い縄にはならないということです。

受け手が楽しめる緊縛を構成する4要素 その③ 〜技術〜

さてさてようやくここで縛りの技術についてです。
個人的に縛りの技術の中で重要なのは次の3つだと考えています。

・手際の良さ
・テンションのかけ方
・緩急の付け方

とにかく縄筋迷うことなくテキパキと縛れるように練習を重ねましょう。焦らすようにゆっくりと縛るというテクニックもありますが、それは素早く縛れてこその技です。

「この人になら安心して身を委ねられる」と受け手に思ってもらうためには、素早く手際良く縛って慣れている感を出す必要があります。

次にテンションのかけ方ですが、テンションは均等にかかっていることと狙った通りに強弱がつけられていることが重要です。

テンションにバラつきがあると痛みや違和感に繋がります。2本ないし4本のテンションが揃っているからこそ受け手は気持ちの良い拘束感や抱擁感を感じることができます。

またテンションは狙った所に強くかけられる技術も大切です。脚を縛る時に内腿か外腿か前腿のどこにテンションをかけるのか、後手縛りをする時にどこのテンションは強めにしてどこのテンションを弱めにするのか…

人間の身体構造上ある程度テンションを強くかけて良い箇所はありますし、逆に強くかけてはダメな箇所もあります。そうした基本を押さえながら、受け手一人一人の身体に合わせて狙った場所にテンションをかけなければいけません。

最後の緩急ですが、一定のリズムで縛っていると受け手の人は「なんか梱包されてるみたい…」と感じるようです笑
優しく肌に縄を這わせながらゆっくり縛る、テンションをかける時や留めを作るときなどに一気に「ギュッ!」締めるように縛る…まずはこの緩急を意識しましょう。中級者以上になると相手の呼吸のタイミングに合わせて緩急をつけられるようにもなりますが、それについてはまた追々説明します。

受け手が楽しめる緊縛を構成する4要素 その④ 〜遊び心〜

なんと表現すれば良いのか難しいのですが…緊縛中における縛り手の「縛る」こと以外の言動のことです。例えば…

・緊縛中の受け手とのコミュニケーション(言葉責めなど含む)
・受け手との距離感の取り方
・二人だけの世界観の作り方 などなど

緊縛サロンやSMバーに行くと、いわゆる縄に「入っている」受け手の人を見ることがありますよね。あれはもちろん縛り手の縛りの技術の高さもありますが、上記したような縛り以外のスキルや言動によって「入っている」パターンも多いにあると思います。

この「遊び心」の出し方は縛り手によって十人十色なので、SMバーや緊縛サロンなどでベテラン縛り手の動きを観察して盗んでいきましょう。とはいえ遊び心というくらいなので、縛りに余裕がないと発揮はできないと思いますが…。

まとめ

繰り返しになりますが、受け手が楽しめる緊縛を構成する4つの要素は以下の通りです。

①.環境:どんな場所でどんな状況で縛られるのか
②.関係性:どこの誰に縛られるのか
③.技術:どんな縛りをされるのか
④.遊び心:縛り以外の個性をどう出すか

みんなこの4つを意識して、緊縛ライフをよりエンジョイしてください!
それでは!!




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