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本性と思考の声~円推力~

もうすぐ8月。
8月といえば、夏休み。
この辺りの個人医院は大抵お盆休みをとるのだけど、
大学病院や総合病院では、お盆休みなしのところもある。
なので、近くの医院が休みでも、
うちの薬局は、お盆は休まず営業。
しかも、
そのお盆期間に、社長一家が旅行に行くのが恒例で、
従業員がお留守番になるのだ。

で。
今年も、13、14日と休みたい(=留守番よろしくの意。だが、はっきりとは言わない)と社長に告げられた。
従業員の中でも、13日は迎え盆だから、できれば休みたいという人も。
でも、この二日間は、大量の薬が処方されていたり、一包化だったりと、調剤に手がかかる患者さんが何人も来局予定で、
少ない人数で回すのはけっこうキツイ。

なんとかみんなの出勤を調整し、
もちろんわたしは、両日出勤。
ため息が出た。
そして、イライラ、モヤモヤ。
「なんでわたしが」
「わたしばっかり」
「わたしだって休みたい」

さらに掘り下げると 、出てきたのは
『ずるい』と
『おせっかい』
…わたしの本性。

毎年毎年、こんなふうにイライラ、モヤモヤしてる。
ずるい自分、人をずるいと思ってる自分に蓋をして
「ひとりしかいない正社員なんだから出なきゃ」
「あの人だって出てくれるんだからわたしもやらなきゃ」
「わたしが出ないと回らないし」
「患者さんに迷惑がかかるから」
と、無責任でおせっかいな自分を隠そうとする。

「他の人もそうだから仕方ない」
「ちゃんとしなきゃ」
「役に立たなきゃ」
「認めてもらわなきゃ」
言い聞かせてやってきたけど、

それって、誰の声?

やっぱり、これが出てきてた。取り憑かれてた。

子宮推命の円推力=思考の声は
本来、自分の願いを行動で叶えていくためのものだけど
不安になった時に、抑圧的に働く。
そして、本性を認めたくなくて、隠そうとすると
正反対で生きようとする、もうひとりの自分を作り出す。

「他の人もそうだから仕方ない」→風(周囲の動向が気になる)
「ちゃんとしなきゃ」→月(ちゃんとしてる人がすごいと思っている、肩書きを意識しやすい)
「役に立たなきゃ」→大地(安定志向、無難でいたい)
「認めてもらわなきゃ」→太陽(承認欲求が強い、人を上に置きやすい)

わたしは、4つ全部持っていて、面積も広いから
拾いやすいのかな。

今回は、思考の声が出てきたって気づいたから
聞いてみた。
「本当は、どうしたいの?」


「ひとりで、ゆっくり休みたい」


4日間ある夏休みのうち3日を、
土日に続いてお盆明けの月、火、水と取ることにした。
案の定、
「お盆明けで忙しいから無理」
「みんなだって我慢してるんだから」
「出てる人の仕事がきつくなっちゃう」
「みんなにどう思われるか…」
って聞こえてきて、
モヤモヤして罪悪感あったけど、
「わたしは悪くない!」って武装しようとしたけど
みんなの前で、休みをとる宣言をした。

いいんだ。
ずるくて、おせっかいなわたしに降参するよ。
わたしが、わたしを許すよ。
ここで本性や感情から逃げても、
また、同じことが起こる。

ほんとに些細な出来事で、
どこまでもダサくてカッコ悪いわたしだけど、
取り憑かれたものを祓うって、
少し実践できたよ。
本性やネガティブな感情と向き合うのは痛いけど、
こんなふうに、少しずつ、
向き合って、手放して(祓って)、進んでく。





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