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ご回答ありがとうございました!子どもの権利って知ってる?クイズの答え。


クイズにご回答ありがとうございました!
子どもの権利は18歳以下のみなさんも、大人と同じように「様々な権利がある」ことを定めた国際的な条約です。日本は1994年にこの条約に入りました。そして、2022年6月にこの子どもの権利を守るための法律「こども基本法」が日本で成立しました。
このページは回答編です。どんなことが書かれているのか、ぜひ読んでみてください。


Q 全ての子どもはあらゆる暴力から守られる権利を持っている

→◯(権利を持っています)
殴る・蹴るなどの体罰やDV、暴言、あなたが望まない性的な行為も暴力行為です。これらの行為が、家族や彼氏・彼女などの交際相手など身近な関係の人からであっても、あなたは守られる権利を持っています。

Q 子どもは自分に関係することについて自由に意見をいうことができ、その意見は正当に扱われる権利を持っている

→◯(権利をもっています)
子どものいうことだから、と雑に扱われず、1人の人の意見として正当に扱われる権利を持っています。おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考えます。

Q 子どもは遊んだり、休んだりする権利を持っている

→◯(権利を持っています)
子どもは自分の意思で、遊びや休みを決める権利があります。

生活の場面では、学校やご家族と話し合う場面もあると思います。意見を行っても聞き入れてもらえず、学校や塾などを強制されているという声もユキサキチャットでは聞いています。子どもの意見や気持ちを尊重して大人に「あなたにとってもっともよいことを考えてもらう」権利があります。この権利はなかなかおとな側に浸透していないのではないかなと思うことが多いです。今後もみなさんの意見や気持ちをたくさん発信して、おとなは「子どもにとってもっともよいこと」を考える必要があると伝えていきます。

Q 子どもは必要な医療、社会福祉制度などを利用し、十分な生活を送る権利を持っている

→◯(権利を持っています)
ご家族などと暮らしている場合、なかなか1人で病院に行くことは難しいかもしれません。病気への理解が得られない、親にバレたくないなどの声をユキサキチャットで聞くことがあります。学校の先生や保健室の先生など身近なおとなに「病院にいきたい」と相談して協力してもらったり、住んでいる地域の、健康相談や精神保健センターに相談してみるのもありです。

ユキサキチャットでは医療的なことや健康についてはお伝えできませんが、あなたの住んでいる地域の人に連絡し、病院に行けるようにはたらきかけるなどのサポートをすることはできます。だれに言ったらいいかわからないときは、ユキサキチャットに教えてくださいね。

Q 子どもは、大人のいうことを聞くなどの義務や責任を果たすことで権利を得ることができる

→×
 ここに書かれている子どもの権利は、「人権」にあたるものです。

人権は、「それが否定されたら、人間として生きていくことができなくなるという最低限の条件」を定めています。だから、たとえ義務を果たさない人であっても、一人の人間として人権を主張することは許されます。

よく、「税金を払ってないのに、権利を主張するな!」というような声も見聞きされます。でも、仕事をしていなくても、税金を滞納していたとしても選挙に行って選挙権を行使することはできます。人権のなかでは意見を言うこと、自由に表現できることは「人間として生きていくための必要条件」にはいります。

同じように、「〇〇をしないと、子どもの権利はない」というのは間違いです。

Q 子どもに関することが行われる、決められるときは「その子どもにとってもっともよいこと」はなにかを考えて決められる

→◯(権利がある)
子ども本人たちの声や、様々な研究データなどを見ながら、「子どもにとってもっともよいこと」を決めることはおとなたちの義務です。


Q 子どもは成長途中のため、子どもの進路については大人が子どもの代わりに決めるように推奨されている

×
1歳と16歳では全然違うため、子どもの状態や考えに合わせて「子どもにとってもっともよいこと」をおとなは考える必要があります。しかし、おとながあなたのかわりになんでも決めていい・決めた方がいいということではありません。

クイズにご参加ありがとうございました!

答えを見てどう感じたでしょうか?

普段の生活の中で、守られていると感じること、守られていないと感じることがあったかもしれません。

「これって変だな」「子どもの権利を守られていないかも?」と思ったとき、誰かに聞いてほしいことがあったとき、ユキサキチャットに話してもらえるとうれしいです。あなたの話を聞き、一緒に考えていきたいと思います。

ユキサキチャット
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