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農家さんへの取材その1「長岡やさい耕房・竹内剛」さん

長岡やさい耕房の竹内剛さんに、ばくばくマルシェでお話を伺いました。

竹内剛さんは、長岡野菜の巾着ナス、梨ナス、肴豆、一寸法師、体菜、長岡菜などを栽培されています。

それぞれの野菜の、

栽培方法

形や色、味の特徴

食べ方

同じ枝豆でも、肴豆と一寸法師の違い

体菜と長岡菜の違い

その野菜のイメージ

などのお話をお聞きしました。

まず、長岡野菜と言ったらこれ!の巾着ナス。

巾着ナスは、1本の苗から多くても50個くらいしか実がならないと言われています。普通のナスと違って、水分が少なく、実がギュギュギュっとしまっています。

巾着ナスのお話を聞いていて、面白い!と思ったのは、『つびる』という言葉です。

竹内さんのところでは、巾着ナスは雨と湿気だけで水を与えずに育てるそうなのですが、あまりに水分が少なかったり栄養がなかったりすると、ナス自身が命の危険を感じて子孫を残そうとするので、種が成長して固くなるのだそうです。

その、実の中で種が固くなることを、『つびる』(つぶつぶになる?)というそうです。初めて聞いた言葉でした!剛さんは、農家用語かな?って言ってました。

実が締まった巾着ナスが美味しく育つのも、湿度が高い盆地の長岡だからこそなんだなぁと思いました。

そして、梨ナス。

その名の通り、形は洋梨みたいで、梨のように甘いことから、『梨ナス』。普通のナスは、中身は白色ですが、梨ナスはクリーム色なんだそうです。それを聞いただけでも、なんか甘くて美味しそう。。。

梨ナスも、普通のナスに比べて1本になる実の数が少なく、150個くらい。(普通の水ナスは、300個くらい)

梨ナスは、何といっても漬け物にするのが一番。

長岡で『漬けナス』と言ったらイコール梨ナスなんだそうです。

でも、普通のナスと同じように炒め物などにしても美味しいそうです!

長岡野菜の中で二種類ある枝豆の、肴豆と一寸法師。

全く違う品種かと思いきや、一寸法師は肴豆の小ぶりなものを選抜してできたものなんだそうです。

肴豆の『肴(さかな)』という名前。

酒の肴にぴったりだから、というだけでなく、形もくるっと反り返っていて、ピチピチしたサカナみたいだから、というのも名前の由来の1つなんだそう。

一寸法師も、小ぶりなさやが、約一寸(3㎝ほど)。

味だけじゃなくて、形や名前にも注目してみると面白いなぁと思いました。

また、長岡では煮菜でお馴染みの体菜。

体菜は 葉も茎も柔らかく、雪やアラレに弱いんだそうです。だから体菜は、剛さんの中では、ふわっとして優しいイメージ。

それに比べ、野沢菜と小松菜と体菜の掛け合わせで、それぞれのいいとこ取りした長岡菜は、葉も茎も体菜より丈夫なので、筋肉質で強くて力強いイメージ。性格も、『なんか強そう』なんだそうです(笑)

私の中では、なんとなく体菜は男の子、長岡菜は女の子なイメージだったので、全く逆で驚きました。

こんな風に、農家さんならではの野菜の印象を聞けたのも面白かったです。

時々(?)雑談も交えながら、剛さんから長岡野菜のお話を沢山伺いました。

最後に、長岡野菜の花の話になり、巾着ナスはこんな花、枝豆はこんな花、蓮根はこんな花。。。と話していくうちに、里芋の花ってどんな花???あれ?見たことないねって話になりました。

剛さんも、里芋の花だけは見たことないそうです。

里芋の花、どんなだろう。。。めっちゃ気になる。。。

ってことで、次は長岡野菜の里芋と、白雪こかぶを栽培されてる越路のグリーンフィールド岩野さんの、丸山豊さんにお話を伺いにいきます!

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