『ユダヤ人埴輪があった!』を読んで
東北大学名誉教授である田中英道氏。
ダイレクト出版の新しい歴史講座『NEW HISTORY』で、その存在を知った。
90冊以上の著作があるため、出版年月が比較的最近で、興味の持てる電子書籍を1冊買ってみた。
引き込まれる内容で、あっという間に読破。
『日ユ同祖論』については、10代の頃に読んだ漫画『銀狼怪奇ファイル』で知った。
日本人の祖先は、2700年前にアッシリア人から追われた「イスラエルの失われた10支族」の1つであるという説だ。
荒唐無稽な話のように思える。
だが、関東地方にある複数の古墳から「どうみても古代イスラエル人」としか思えないような風貌をした偶像が多数、発掘されるらしい。
既に古墳時代には古代イスラエル人の血を引く人間が一定数おり、彼らが古墳を生み出した土木技術を大陸からもたらした可能性が高い、と著者は主張している。
3世紀から7世紀に亘り、に朝鮮半島より東アジア系の渡来人が多数日本に来ていたと言う話は知っていた。
だが、それよりも前に古代イスラエル人は日本に辿り着き、日本社会に溶け込んでいた。
古代日本は多民族国家だった、という事だ。
古代イスラエル人の末裔の中には、天皇の側近として仕えていた者も少なくないようだ。『秦氏』はその代表とされる。
驚きの事実である。
①物を清めるために塩を用いる
②身体を洗ってから湯船に入る
という習慣は、日本人とユダヤ人に共通してみられる文化だそうだ。
「日本人の祖先=古代イスラエル人」ではなく、「日本人の祖先の中には、古代イスラエル
人もいた」であることに注意。
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