2020年リバポ流行語大賞 結果発表

2020年も残すところあと10日。いろんなことがあった1年でしたね。

ここで今年の出来事を簡単に振り返ってみましょう。

■ 「鬼滅の刃」の大ヒット!満員御礼!
皆さんご覧になりましたか?わたしは劇場で見て大興奮してしまいました。

特になぜか眠りながら左サイドを雷のように駆け上がっていったアン逸が、逆サイドにいるなぜか半裸のアーノ助にロングパスを送るシーンは鳥肌立ちました・・・!あれは見事なサイドチェンジでした。実況の下田さんが叫んだ「翼の呼吸!」という名台詞も心に刻まれています。

■ 「三密」は絶対許さない!コロナ対策の徹底!
全世界で猛威を振るったコロナウイルス、私たちの生活にも大きな影響がありました。特に日本では「三密」という言葉が大きく取りざたされ、一大ムーブメントが巻き起こりました。

この運動は遠く離れた英国へも飛び火し、プレミアリーグの順位表も三密回避で大変なことになっていましたね。

首位のリバプールが勝点99、2位のマンチェスター・シティが81、そして3位のマンチェスター・ユナイテッドが66とこれまでにないほど大きく隔離されていました。これも各クラブがコロナ対策を徹底した賜物ではないかと強く感じています。

■ 「野球漫画の神」水島新司先生が断筆宣言!ついに現役引退へ・・・!
連載完結から2年半、ついに63年の漫画家生活にピリオドを打った水島新司先生。その間描いてきた作品はなんと40以上を数えます。そして、そのほとんどが野球漫画です。

昔から無茶苦茶な設定の漫画が多く、世代を超えて楽しませてもらいましたよね。今思えば「野球狂の詩」なんて、来るべき女子スポーツ時代を予見した名作だったように感じます。

そんな多くの作品の中でも、代表作はアレです。物語開始当初では中盤をやっていた主人公のドカベンことジェイムス・ミルナーくんが、途中から左サイドバックを任されて躍動する「ドカベン」。まさに野球漫画のバイブル。後世に残すべき古典的名作です。

さて、冗談はさておき。

毎年恒例のリバポ流行語大賞です。
今年はですね、本当に皆様より多くの投票を頂き、なんとその数は過去最多の「1162票」。モイーズユナイテッドの年間クロス本数すら上回ってしまいそうでとても驚いております。エントリーも56ワードと、昨年に次ぐ多さに。主催者冥利に尽きます・・・皆様本当にご協力ありがとうございました!!!!

ずいぶんと前置きも長くなってしまいましたので早速結果発表に移らせていただきます!みなさん心のご準備はよろしいでしょうか・・・?

では、結果発表です!!!

◇◇◇

第10位 チャンピオンだから(33票)

「チャンピオンだから焼肉」
「チャンピオンだから温泉」
「チャンピオンだから109でロリータファッション爆買い

こんな言葉を(主にTwitter上の)リバプールファンより耳にする機会が多かった2020年だったように思います。

この「チャンピオンだから」は日本のリバプールファンから自然発生的に呟かれるようになった呪文のようなもので、どうやらチャンピオンになると、若干自分の中の贅沢ハードルが下がって色んなことにチャレンジしてみたくなる魔法の言葉みたいです。みなさん、ちょっと悩んだら「チャンピオンだから」と自分を奮い立たせて来年も頑張りましょう・・・!

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チャンピオンだからカロリーゼロ

第9位 TELL US NEVER(34票)

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2020-21シーズンから新たにNikeとキットサプライヤー契約を結んだリバプール。そのキャッチコピーが「Tell Us Never」です。

その意味合いとしては、こちらのツイートをご参照。

「お前らには絶対できっこない!」と言われれば言われるほど燃える。反骨精神こそ、このクラブを支えるエッセンスなのかもしれません。

第8位 オフサイド(VAR:Checking Goal - Possible Offside)(35票)

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苦しい試合展開の中、ようやく相手ゴールを揺らして勝ち越し・・・!あふれる歓喜が雄たけびになってスタジアム(無観客の時は自分ちの中)に鳴り響く・・・そんな状況でも、早合点は厳禁。まずはVAR様にお伺いを立てなければいけません。

今季は実にVARで覆ったゴール/被ゴールの得失点差が-6とリーグトップのリバプール。多くは「機械の目」でなければわからなかった判定もあるので「公平性を担保する」という目的は果たしているように見えるのですが・・・それで納得できるわけじゃないのがファンというものですよね。

これからもこのルールと付き合わなくてはいけませんので、ゴールが決まっても喜ばない!ゴールが認められなくてもがっかりしない!判定に恨み言を言わない!の三密回避を心掛けたいと思います。

第7位 神ソン定期(アリソン神、神ソン)(43票)

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毎年ランクインするゴールキーパーの「神」シリーズ。今年はもちろん、正守護神のアリソンです。

何より大切なショットストッパーとしての身体能力とメンタリティ、視野の広さを持ち合わせているうえに、特にハイラインで闘うリバプールの広大なスペースをカバーするフィールドプレイヤーとしての才能も高いという嘘みたいな選手です。パスの出し手としても優秀で、アリソン→サラーでカウンターが一閃したマンチェスター・ユナイテッド戦みたいなこともたまにします。

なんというか、落ち着いてるんですよね。それだけで体が大きく見えてしまうのは不思議です。Wiki調べでは、前任者のミニョレ選手のほうが身長は高いそうです。来年も多くの活躍を期待しましょう!

第6位 チアゴ(announce thiago、チアゴナンタラカンタラ)(44票)

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昨シーズン終了から長くささやかれてきた「クロップがチアゴを欲しがっている」という噂。所属元のバイエルンがチャンピオンズリーグを勝ち進んでいた&条件交渉で難色を示していたことで、数か月の間リバプール夏の移籍市場の話題を独占し続けていました。

バイエルンに土下座しろ 37位

しかし、ようやく入団が決まって無事に赤いシャツに袖を通してくれることになりました。コロナによる経営不安でキャッシュに余裕のないリバプールが編み出した必殺技がこちらです。

リバポ払い 15位

移籍金を分割払いするという、今までにないスタイルでこの局面を切り抜けてしまいました。流石はエドワーズ様(30位)です。この手法は翌日に入団発表のあったジョタ獲得にも転用されました。

#ThiagoFriday #JotaSaturday #ManeSunday(チアゴフライデー) 12位

その後の状況は皆さんご存じの通りで、現在は怪我と戦いながら復帰の時期を待ち続けています。

チアゴ獲得は「リバプールもこんなワールドクラスの選手を取れるようになったか・・・!」という一言では表せない思いがあります(チアゴは2020年のFIFAベストイレブンに選出)。これからの活躍に期待です。

第5位 We are the champions of England, Europe and the world(47票)

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「私たちはイングランド王者で、ヨーロッパ王者と世界王者でもある。どんな感じかわからないけどそれが真実だ。信じられないというのが正直なところだ。我々は止まらない。チームの中に挑戦があるし、全ての選手が進歩できる。5年前、私はサポーターに信じてほしいといった。疑うものから信じる者へと。彼らがそれを成し遂げてくれたんだ」

これがプレミアリーグ優勝後のクロップのコメントです。本当に、ジェットコースターのような1年でした。バルサ戦での大逆転があり、CL優勝、圧倒的なプレミアリーグでの連勝、クラブワールドカップ、そしてコロナによる中断・・・。

最終的には、私たちリバプールに関わる全ての人(リバプール人と呼びたい)が待ち望んでいたトロフィーを掲げてくれました。

第4位 翼から翼へ(SBからSB、サイドバックからサイドバックへのパス、サイドバック to サイドバック)(53票)

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昨年に続きエントリーのあったこのワード。

アーノルドからロバートソンへ、ロバートソンからアーノルドへ、彼らのパスはピッチ上を文字通り縦横無尽に飛び回ります。最近は5バック(もしくは6バック)でゴール前を固めてくる相手が多く、なかなか今まで通りの光景が見ることは出来ていませんが、やはり膠着した局面を打開するのは2人です。

いつまでも仲良くね・・・!

新しいビットマップ イメージ (2)

そういえばアーノルドの浮いた噂は聞かないですね

◇◇◇

皆さん、いかがでしょうか。一気に10位から4位までを紹介しました。
え?「あのワードは・・・?」って?

トランキーロ!!!あっせんなよ!!!

それでは、上位3位を発表です!!!!!

◇◇◇

第3位 ミナミーノ(Taki、フィルミーノミナミーノ、南野拓実)(69票)

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昨年12月に入団の決まった南野選手。日本人初のリバプール所属選手ということもあり、日本のファンからは絶大な期待を寄せられています。

海外のファンも入団当初は「リアルキャプ翼じゃん!」「だってばよ!」「てめーは俺を怒らせた!」「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」などなど色物的な見方が多かったのですが、1年たって純粋に一人の選手として見ている雰囲気が出てきました。

まだまだサブとしての出番が多く、本領発揮とはいきません・・・が、どんどんリバプールの選手らしくボールをとにかく追い掛け回して前に進めるというスタイルに順応してきたように感じます。どんどん馴染んでもらいたい!です。

その他、こんな関連ワードもノミネートされました。

南野髪切れ(リバプールの床屋に行ったら本物のスカウス) 14位
南野きり(きりどん) 20位

第2位 VAR(【朗報】VAR、今シーズン絶望)(89票)

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第8位にもノミネートのあったオフサイド絡みのワード、なんと2位に食い込んできました。正直予想外でした・・・ダークホース。

VARは公正な裁きをする点では間違いなく使うべきなんですけど、運用が主観的であいまいな点、ミリ単位で測定することに本当に意味があるのかという点、判定が下るまで選手が待たされてしまい試合が全く変わってしまう点など、多くの声があります。

プレーする側、見る側、そして裁く側に三方よしのスタイルになってもらいたいですね・・・!

第1位 プレミア優勝(30年ぶり優勝、プレミアリーグ初優勝)(109票)

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1位はもちろんこれ!!!!!

実に30年ぶり、プレミアリーグ創設後は初めてのリーグ優勝を飾ったリバプール。メモリアルな1年になりましたね。

10位の「チャンピオンだから」を始め、トップ10圏外でも「優勝」関連でこんなワードが入っていました。

史上最も早く、最も遅い優勝決定(最速優勝) 11位
まだ優勝か分からない 26位
The wait is over 28位
プレミアリーグチ優勝 28位
無敗優勝(してないけど) 34位
We are back on our perch! 47位

細かい情報についてはぜひ各サイトをご覧いただきたいので、ここでは私の個人的な体験の話を。

このリバポ流行語大賞を始めたのが2011年。ホジソン政権が頓挫して、緊急でケニー・ダルグリッシュが監督に就任した年でした。

前年にはクラブのテイクオーバーがあり、深い深い井戸のどん底に光明が差し込んできたものの、これからクラブがどうなってしまうのかわからない状況でした。

それでも、こんな形でみんなで笑いながら1年を振り返って、どんなに情けない成績だろうと、ズタボロだろうと、前を向ければいいなと思っていました。「現地じゃそんなこと誰も言ってないよね!」ってこともままありましたけど、私たちはリバプールから遠く離れた極東の日本に住んでて、それでもリバプールFCっていうクラブを愛してしまっている日本のファンです。

だから、日本のリバプールファン(それもTwitter上というごく限られた界隈)がいつまでも、いつまでも楽しくリバプールを応援し続けていけるよう、その一つの手助けとなれていたのならよかったなと今では感じます。

私個人としても人生の大事な10年間でした。いろんな人と交流しながら、最高のリバプールライフを送ることができましたので・・・!もちろん、まだまだこれからも応援を続けますし、この流行語大賞も10回目で幕引き・・・とかは全然考えてないので!来年も厚かましくよろしくです。

というわけで、最後はキャプテンの言葉で締めてもらいましょう。

「リバプールファンには彼らがしてくれたことすべてに感謝したい。ファン無しではトロフィーを掲げることはできなかった。いつも彼らがしてくれることが僕たちの大きな一部だし、ここにファンの皆さんがいないことはとても悲しいよ。でも、近い将来にこのスタジアムにファンが戻ってきて、みんなで一緒になれることを待ちわびているんだ。だって皆さんは完全にそれに値するんだから」

◇◇◇

以下、惜しくもトップ10圏外になっちゃったエントリーを一挙紹介です。

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皆様、いかがでしたでしょうか?

年内は恒例のクリスマス進行で、まだまだリバプールの試合は続きます。観戦する際は体力に気を付けて、無事に年を越しましょう。

メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!

いい夢見ろよ!!!

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