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ASDと診断されてから半年【発達障害】

はじめに

私は都内の私立大学に通う大学3年生です。
今年の6月に、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム=ASD)とADHDの不注意優勢状態であると診断を受けました。

来月で診断から半年が経ち、今後支援を受けやすくするために障害者手帳を発行してもらうことになっています。
ちょうどいいタイミングなので、診断を受けることになったきっかけから、私が自分の障害とどう向き合ってみたか整理します。

後でASDの特徴について書きますが、私は外側だけを見ると発達障害に見えにくいタイプで、自分でもなかなか衝撃でした。
母親も両親と友人数人にしかカミングアウトしていないので、これを読んで驚かれた知人の方は、そっと見守ってくれると嬉しいです…^^。

診断を受けるまで

最初のきっかけは、SNSで「ADHD」という言葉を頻繁に見るようになったことです。
TwitterやInstagramで「忘れ物やケアレスミスが多いタスクを後回しにするのは典型的なADHDの特徴」といった内容の投稿が流れてきて、中学校くらいから私がずっと悩んでいた内容と同じものがまとめられていました。

当時大学1年生だった私は、色々あって大学の学生相談室でカウンセリングを受けていたので、相談室の方に相談して専門のお医者さんを紹介していただき、母と一緒に話を聞いてもらいました。

その頃の私は生活リズムがひどく乱れていて大学に行けない日も多く、精神状態が健康とは言えませんでした。そのため、生活を整えてからまた診断しようということになりました。

そして、紆余曲折ありながらも、今年の6月に、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム=ASD)とADHDの不注意優勢状態であると診断を受けることとなりました。

診断結果

冒頭にも書きましたが、この結果は私にとってとても意外で衝撃でした。

ASDの代表的な特徴として、コミュニケーションが苦手空気が読めない、といったことがよく言われています。
ですが、私は物心ついたころから人と関わることが好きで、高校まではクラス委員や副部長など、人をまとめるリーダーポジションに自分から立候補しており、コミュニケーションに関して苦手意識は全くありませんでした。
そのため、結果を聞いた時は私だけでなく両親も驚いていました。

ただ、担当医の見解で私が当てはまるのが、

・不安が高まるとコミュニケーション技能が低下する
・複数のことを同時にこなすことが難しい。重要事項が複数重なると不安でどちらも手付かずになってしまう
・思い込みが強く、それが間違っている場合でも常識的な修正が中々できない
・自分で段取りを取って行動することが苦手

といったことでした。言われてみると当てはまることが多かったです。

また、ADHDの不注意の面で当てはまるのは、

・ケアレスミス、聞き落とし、見落としが多い(これが間違った思い込みにつながる…)
・タスクを頭にとどめておいて処理するのが苦手
・集中力を保つことが難しい

などでした。このあたりは自分でもずっと気にかかっていた点なので、少し気持ちが楽になりました。

おわりに(今後について)

発達障害は病気ではなく特性であるため、治すことができません。
父親に打ち明けた時、「じゃあ今障害を治すために病院に通っているんだね」と言われたのですが、そういうわけではないと伝えました。

今は、自分の特性を受け止めた上で、生きやすくするスキルを身に付けていくために病院に通っています。
治すのではなく、受け入れて生きていくための治療です。

また、私は今大学3年生なので、通常であれば就活をしている時期ですが、色々あって今はしていません。3年生の春休みに入ったら本格的に就職活動を始めるつもりです。

一応、手帳を持つことで障害者雇用という選択肢ができるのですが、それにはこだわらず、ASD(発達障害)としての自分をしっかり分析して、やりたいことを考えるだけでなく、自分に合った環境を探していきたいと思っています。

長くなってしまいましたが、診断されてから数ヶ月の間ぼんやり考えていたことを初めて言葉で整理することができて少しすっきりしています。

とりあえず、明日も対面で授業なので寝ます!!!大学がんばります!!!
みなさんも明日から一週間元気に過ごせますように。

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