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シニア犬の暮らしの危険とサポート


愛鈴は18歳、人間でゆうと90歳を過ぎたくらいのおばあちゃん犬です。

日々生きているだけで精一杯がんばっている愛犬の愛鈴を見ながら、ともに過ごしながら日々危険と隣り合わせなんだと想わされます。

◌留守中の危険
今日は何週間振りに、愛鈴を車で大好きな公園へお散歩に連れていき・・・お散歩からお家に帰り着いてお水を飲んで・・・出掛ける前には気持ち良さそうな表情で寝ていた愛鈴。

そして少しだけ家を開けていた矢先、『愛鈴が変な声で泣き叫んでるよ』と連絡を貰い家に引き返すと・・・部屋に戻る階段を登りながらも愛鈴の泣き叫んでいる声が響いてきて・・・

慌てて部屋の中へと駆けていくと、ベランダへと出る窓の窪みに愛鈴の顔がハマりこんで‥付けていた首輪に後ろ足が引っかかった状態で立てなくなりバタバタと泣き叫んでいました。

直ぐに首輪を外して愛鈴の体を起こして、それでも怖かった愛鈴はクゥンクゥンと鳴いていて・・・

怖かったよね・・・

マットの上倒れ込んだ愛鈴は、疲れ果ててそれでもほんの少し‥ほっと安心したような表情でくっついて寝始めました。

︎︎◌精一杯ゆっくりと楽しむお散歩
若い時と変わり、鼻もあんまり効かず目も白内障が進んで、足も踏ん張るチカラや立位を保つチカラが弱くなってきて・・・

それでも、目もそんなに開かなくても中々歩けなくても・・・ゆっくりゆっくり愛鈴が動けない時はそっとリードをひっぱり、それでも歩けない時は抱っこして別の場所へと連れていってみたり。時々愛鈴の耳元で『愛鈴〜』とどこまで聴こえてるかは分からなくても呼びかけてみたり・・・

目を瞑っていることも多かったけれど、

愛鈴の鼻元に手を差し出してみたり、

距離を歩くことは出来ないので、ベンチに座り愛鈴をなでなでしてはスキンシップしてみたり、

歩くだけじゃない、ただただ愛鈴のペースに合わせ寄り添いながら、久しぶりの外の風、太陽の陽射しや芝や土の匂いに触れさせる・・・

それがシニア犬の愛鈴にとっては、かけがえのない時間になるのかもしれない。

帰りの車に抱っこして乗り、愛鈴を抱えるようにくっつき・・・

愛鈴もちらちらとお外を感じながら、

疲れて眠り始めた愛鈴・・・
疲れたね。でも少しは楽しかったかな。

シニア犬になると、今までは出来ていた事が出来なくなる。立ちたいと想っても自分ひとりのチカラじゃ立てなかったり、排便や排尿もくるくる周りながら踏ん張りたくても座って踏ん張ると倒れちゃうから寝ながら精一杯踏ん張っている・・・

水を飲むのも、ご飯を食べるのも愛鈴のお腹をそっと支えながら愛鈴の口元までお皿を運ぶ。

精一杯生きている・・・
ただそれだけでがんばっている愛鈴。

部屋に隙間があると、そこに入りこんで出られなくなる愛鈴の為に、愛鈴の周りは出来るだけ広々と物と物の間の隙間には何か収納になるような物で空間を埋めたり、低い低反発マットの上に防水シートを敷きその上から柔らかいパッドを敷いて・・・

落ちても大丈夫なように下には絨毯を敷いて、その上におしっこが何時でも出来るように防水シートを何枚か敷いて・・・

それにプラスして、今回からベランダの窓の窪みに愛鈴の顔が落ちないようにカーペットを丸めて置いてみたり・・・

愛鈴の日常に潜んでいる危険に出来るだけ事故が起きる前にアンテナを張って気づく、そんな気づく目がシニア犬とともに過ごす日々には必要な、大切なことなのかもしれない。

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