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愛鈴との桜の散歩道✿✿

3月31日、平日でしたがお休みだったので母と、亡くなったおばあちゃんの妹さん〝清子ばば〟と愛鈴と一緒に、平和台公園の桜を見に行きました。手作りのお弁当を持って。

久しぶりに乗った大好きな車。若い頃は助手席に乗った私の膝に乗り窓に前足を乗せて外の風を浴びながら景色を見るのが、大好きだったね。
今は後部座席に乗るまでに愛鈴ひとりじゃ乗れず、愛鈴を抱えて後部座席に座って、車が動き出したら愛鈴の体を支えながら、ドライブを楽しむ愛鈴の表情を観ていた。

く・る・ま・の単語を覚えて、私達がく・る・ま・と言うといつも喜んで満面の笑みでしっぽを振っていた愛鈴。この日も、〝愛鈴、お散歩く・る・ま~〟と言って誘うと、真顔だった愛鈴の表情がいっぺんにニコニコな笑顔に☺︎

そうして、目的地の平和台公園へ着き、

風に舞い散っていった桜の花びらの中を、楽しそうに歩く愛鈴🌸

愛鈴のこんな満面の笑顔、久々に観た気がしました☺︎楽しい時、嬉しい時って、本当に動物の表情にも現れるもの。


あと幾つ、愛鈴と一緒に春を数えられるだろう?
あと何回、愛鈴と桜並木の中散歩出来るんだろう?

1日1日少しずつ、愛鈴の足が弱っていくのを感じる今日この頃。低くしたマットから降りる時、トイレから出る時に体ごと倒れてしまったり、4本足で立っているだけで後ろ足が滑ってよろけそうになったり、ね。

それでも、覚悟はしていても何よりも、今とゆう瞬間を大切にしたい。
仕事が早かったり遅かったりと疎らで、中々愛鈴中心に1日を過ごせる日は少ない。ごめんね、愛鈴。
歳をとって、食べるものも注意しないと吐いちゃうし、難なく登れていた場所もがんばらないと登れなかったり落ちそうになるし、散歩先の堤防の階段は、最近は愛鈴から避けて通らなくなった。

それでも、
愛鈴と歩く桜並木の公園、母と亡くなったおばあちゃんの妹の清子ばばと4人で、温もりを感じながら過ごすこの何気ない時間は、この時だけのものだった。
3月の暖かく柔らかな春風に包まれて、大切な家族達と歩く道、ベンチに座りお弁当を広げ笑いあった時間。愛おしさが、まるで時計の針の秒針をゆっくり緩めるように、私は1分1秒、過ぎゆく時計の針の音を感じながら、この時しかない今とゆう瞬間を愛でていた、そんな気がする。

愛鈴と一緒に見上げた、2021年3月31日の桜の景色は、これからもきっと色褪せることなく今日撮った1枚1枚のフレームの中、愛鈴の笑顔とともに残っている。

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ありがとう、愛鈴☺︎
また来年も、来れるといいね。

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