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宮城4区、与野党大物同士の対決に #12【選挙解説】


①宮城4区のエリア

  • 石巻市

  • 塩竈市

  • 多賀城市

  • 東松島市

  • 富谷市

  • 宮城郡

  • 黒川郡

  • 牡鹿郡

②自民党vs民主党再び


まず宮城4区は長年、伊藤信太郎氏の地盤であって当選7回を誇ります。

一方でこの度、10増10減の区割り変更に伴い、長年立憲で宮城5区を地盤に戦っていた立憲の国対委員長である安住淳氏の地盤が一部4区に移され、現職大物議員同士の一騎打ちに決まりました。

【旧4区 伊藤氏の選挙区】

塩竈市、多賀城市、東松島市、富谷市、宮城郡、黒川郡

【旧5区 安住氏の選挙区】

石巻市、東松島市、牡鹿郡

また維新の会も比例現職の早坂敦氏の出馬が予想され、三つ巴の戦いとなるでしょう。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)


ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
自民【現職】 伊藤 信太郎候補(70歳)[7期]
立憲【現職】 安住 淳候補(61歳)[9期]
維新【現職】 早坂 敦候補(52歳)[1期]
今の所確認できたのはこの三方ですが、今後も増える可能性もありますので十分動向を注視して参ります。

④現職同士の戦い

今回は立憲現職の安住氏が優勢かと思われます。政権奪還時も比例復活でなく小選挙区で9期当選し、東日本大震災の復興の重要性を訴えてきた代議士です。
国会内では立憲の国対委員長としてのイメージが強い人なんですが、今の立憲に欠かせない人物の1人であるとも言える存在です。
一方で伊藤氏の方ですが、茂木派の当選7回で外務副大臣を歴任した衆議院議員です。そして入閣待機組の1人であり、今回の内閣改造での入閣もあるかなと個人的には思っています。
維新の会の早坂氏に関しては仙台市議を1期経験し、一昨年の衆院選で初当選した議員さんです。
ただし前回は比例復活で当選も小選挙区内では最下位(共産党候補にわずか約2,500票差)で落選したこともあり、維新の政党支持率や知名度が向上する中で票の上積みに注目です。

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