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Devon Naturals DK で何を編む?

先日取り寄せた毛糸を染めたので、スワッチを編んでみました。

今回染めて編んだのは、
10% Zwartbles/90% Exmoor Blueface
Zwartbles という品種は、オランダ発祥の羊で1800年代にイギリス(主に北部やアイルランド)で飼育されるようになった品種です。
ブラックウールと言われる、いわゆる黒いフリースの品種ですが、このZwartbles からは、良質で紡績可能な黒いフリースを確実に取ることができます。
このズワートブルズからは、ブラウンブラックからダークブラックまで様々なブラック・ウールが紡績されます。
そして、Exmoor Blueface。
~エクスムーア・ブルーフェイスは、エクスムーア・ホーン(地元のヒルシープ)と著名なブルーフェイス・レスター(イギリスの最も柔らかい羊の品種)の交配種です。その繊維は素晴らしい弾力性を持ち、ブレンドに十分な跳ね返りを加えます。名前が示すように、私たちのエクスムーアブルーフェイスは、私たちが住んでいるデボンで飼育および飼育されており、エクスムーアの丘で楽しそうに歩き回っているのをよく見ることができます。
~John Arbon Textiles より

BFLといえば、丈夫で弾力性があること。
そしてその素晴らしい光沢。
実は私、BFLが大好きでして…
メリノもいいけど、BFLはもっといい!と感じています。
そのBFLについては、また機会があれば詳しく記事にしたいと思っています。

さて、今回編んだ色は、明るめのデニムブルー。
染めてかせの状態では分かりにくかったBFLの特徴である光沢にちょっと感動。
そしてもうひとつ。
すっごく膨らむ!
これは予想を超えてきた(笑)

ただし、膨らむということは長さが縮むということ。
どのくらい縮んだのか、ちょっと不安。
でもちょっと待って!
たしかに縮んだけれど、「膨らんだ」ということは…

糸は染めて熱を入れると縮みます。
この糸に限ったことではないのですが、スーパーウォッシュ加工をしていないと、より良く縮みます、というか膨らみます。
この糸も、アバウトながら測ったところ3~5%は縮んでいると思われます。
確かに長さは縮みました。
でも、膨らんだということは、膨張したということですから、繊維の直径も大きくなったということ。
たしかに糸長は短くなったけれど、では実際には編むものの必要糸量は?
これは、ゲージを取らないと…

何かを編むときゲージはとても大切です。
面倒かもしれませんが、ゲージを取ることはマストだと思っています。
ゲージを取る際には、10センチ四方の数字を出します。
人それぞれだとは思いますが、私は最低でも20センチ四方でスワッチを編みます。
それは、自分の手を信じていないから(笑)
なので、大きめのスワッチを編んで水通しして確認します。

話が横にそれましたが、この糸の場合
商品説明にあるゲージは、
25-30 sts (4mmの針で)
つまり、「25目から30目」となっています。
でも、これはあくまでも糸をそのまま編んだ場合だと思われます。

そして、染色後のゲージはというと(あくまで私の手加減ですが)
4mmの針で
17目・23段
インスタグラムにも投稿したように、さてこの糸のゲージに適したパターンは…
とりあえず、ゲージやその他を大きく調節せずに編めるパターンを(ウェアですが)、ravelryで探しました。

「White Mountain Light」18目・28段
あら、ビックリ。
「LOTTA」18目・27段(3.9mm)(このゲージはMominoki yarn ジャーマンメリノの場合)
「Cocoon Chokki」18目・27段(4mm)
これまたビックリ。
「LENU」 19目・28段(4mm)

糸のタイプが似ていて、だいたい同じくらいのゲージのパターンを並べてみました。
ゲージがちょっと違っているものには「Toccata sweater」などもあります。
「Gerbera」も糸のタイプは違えど、ゲージ的にはまずまず同じかな、どうかな、という感じです。

いずれも日本語のパターンですが、英文になるともっと増えますね。
ゲージからパターンを探すことはあまりないので、なかなか面白いと思いました。




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