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【ブラシ配布】芝浦橋南詰メイキング#1-下塗りまで-

1.はじめに

完成イラストはこちらです。

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こんばんは、雪町です。今回はclipstudioを用いて上のイラストを仕上げていく過程をつらつらと書いていこうと思います。何回かに分けると思いますがお付き合いいただければと思います。

2.ブラシ準備

clipstudioにデフォルトで搭載されているブラシ以外に以下のブラシと指先ツールを使用しながら描いていきます。

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同じブラシを使いたい方はここからダウンロードしてください。雲や汚れ、葉っぱなどを描く際に上のブラシやツールを使い分けていきます。

sibaura_ブラシ見本

sibaura_ブラシ見本_2

3.線ラフ

今回描く場所は芝浦橋の南詰です。芝浦橋の上に架かる高架を境に木々の生える公園から建物群が広っており対比が楽しめる東京らしい場所の1つだと思っています。Googlemapのストリートビューで見れない景色というのもポイントが高いです。そういうわけで描いていくために資料を集めます

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今回は夏の晴れた日、昼くらいの時間帯で描きたいのですが自分で撮影した資料は曇りの日しかありませんでした。なので芝浦橋付近で晴れた夏の日に撮影した写真を参考にしながら配色・コントラスト等を構成していきます。

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資料を観察しながら根気よく線を仕上げていきます。ちなみにこの時線と合わせて光の当たり具合(光源)も必ず確認しておきます。キャラ(の表情)が背景に沈まないか・明暗の対比で見せたいものを強調できるかをチェックするためです。

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キャラの表情や見せたい高架と建物群が埋もれないコントラストがぱっと見で確認できれば良いのでそこまで丁寧に陰影はチェックしません。当然ですが明るい部分が暗い部分に囲まれていればそこに視線が行きやすいです(この絵で言うとキャラの表情)。絵が上手な人は明暗の対比で視線誘導を構成していたりするので私も頑張って見習いたいです、、、。

4.色ラフ

今回の山場です。今まで描いた線ラフと光の当たり具合を踏まえつつ色を置いていきます。私の場合、デフォルトである濃い鉛筆(不透明度70)を使ってザクザクおいていきます。

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キャラクター・高架・建物群のシルエットと配色がざっくり確認できればいいのでいつもこのくらいの塩梅です。イラストはパッと見たときの色情報とシルエットを大事にしたいので、本塗りは色ラフで作ったパッと見の色をできるだけ崩さないように描きこんでいくことになります。

次回以降のメイキングでは実際に描きこんでいくことになると思います。もし気になる方は見てくださると幸いです。

第2回はこちらから