幸せの順番

今私はバリのヌサドゥアというリゾートエリアのTHE リゾートホテルという感じの大きなホテルのビーチにいます。

聞こえるのは波の音と鳥の鳴き声。

なんという贅沢。

今は30歳ですが、5-6年くらい前まで、こういったビーチで『のんびりする』ということが面白いとは思えませんでした。

もっと海のアクティビティをしたいし、街に出ていろんなものを見たい。

いろんなことを知りたい!という好奇心が勝っていたと思います。

今回のバリの旅は合計7泊8日。

その間で色々と考えることはありましたが、今考えたことを書き残したいと思います。

それは、しあわせの順番というやつです。

私は前まで、今のようなのんびりとした時間の使い方を『もったいない』と思っていました。

のんびりと時間を使うだけで、何かを生み出しているわけではない。能動的に情報を取り入れているわけでもなく、いわゆるアウトプットもインプットもない。

けれど、この時間は私のなかでとっても重要で、この時間があってこそ次の仕事につながっていると思います。

直接的に何が、と言われると説明がつきません。

けれど、直接的なものだけが全てではないのだとやっとはっきりと思えています。(前々から薄々思ってはいたけれど・・・)

今何かをしないといけないとか、焦っていた自分を思い出します。

あの時があったから、今こうしてのんびりとした時間もまたいいと思えますし、あの時に焦りがどこかでつながっていると、自分の頭で考え自分の心の底から思えます。

あの時感じられなかった幸せが今感じられる。

きっとこの先もその時々で感じられる幸せというものがあって、順々にめぐってくるのだと思うのです。

その幸せが訪れた時に、

仕事で忙しくして逃してしまわないように、

人を羨んで黒い気持ちに支配されていないように、

ちゃんと自分の幸せを自分の気持ちで感じられるように、

そういう感受性という器を残しておきたいなと思いました。

幸せは誰にでも訪れるよ、という話ではなくて、幸せの種類が順番順番に川っていくよ、というただそれだけのお話。でした。


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