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【後編】山口県周遊、秋分に仕組まれた長門の旅ツアーズ。


第3日目 夜



うっとり散歩を終えた天女さんは
部屋に戻ってもうっとりモードが続いていて
窓を開けて暫く外を見つめていました。




そして

徐々に、
侵食されてゆきました。


あの女神さまに。


天女さんはだんだん神懸りしていきました。


" わたしは満足している

ここに来れた事が本当に嬉しい "


ここに来れた事というのは
外界に、この世に出ることが出来た事


女神さまは涙を流し、
するすると 口から言葉が生まれる。




「あなたはずっと 閉じ込められてたでしょ。
300年も閉じ込められてたんですよ!」



三百年もか。

三百年……あっはっはっはっはっは(大笑)



女神さまは笑い転げていました。

天女の大笑いする声が、
長門湯本の温泉郷に
さぞ響き渡ったことでしょう、笑。



300年も封印されていたのは
事実の様で、
歴史的に見てもその辺りから
日本の没落が始まった頃。


青海島は、日本の金庫だったんです。
そこに1億5千の龍たちと
名もなき女神さまが、
調和を保って番をして下さっていた。

それが300年前、おそらく
外国の強力な術師がこの青海島に来て
この女神さまを亜空間に封じた。
そこから外国に侵食され放題の
最弱な日本となった。

DSカバルやその上層、ネガティヴ勢力は
まず女神をいじめます。
女神エネルギーのボルテックスを封じて
平和を保てなくさせて、
自分たちの計画を進めていきます。
今では世界の主要な場所もだいぶ
光側へ取り返されて来ましたけどね。


わたしがこの世に
再び出てこれたのだから

ここからは利子をつけて
日本の金を返させるぞ。
約束する。


利子の額が半端無かった。笑。
7割増しってw
けれど日本の再興には
それくらい無いとだめだと思った。



その後も、問答に話が弾み
授かり物を受けたりして

女神さまは
" この酒を呑んだら 私は帰るよ "

と言い、ひと口呑んで
スッと帰っていきました。



最後の一口はあなたに、と言うかのように
手に持った湯呑には
ひと口分のお酒が残っていました。

酒を飲み干して帰る荒々しい神様と違って
所作の美しい女神さま、超素敵、、。


私はいつでも共にある。

可愛い娘、美しく咲くがよい。



いまでもこの身体は
半分青海島の女神さまが入ってる。



旅館に着く前に買っていた
普段だったら買わないであろう
ケーキも、白ワインも
前日に購入した良い香りの香水も
女神さまのお好みリストで
すべてはこの展開に
もっていくためのものだった。

旅の間ずっと頭が回らなかったのも
この準備のためだった。



往々にして 出来事の意味は
後からわかるんだ。






お付き合いくださり
ありがとうございました。

Nancy.

どんどん変な記事書いていきますね😌