小悪魔だった彼も もうおじさん

画像1 「犬を飼うのが初めてなら、柴犬はお勧めしませんねぇ」ペットショップの主人は、私に言い含めるように言った。 だが夫と私と娘は、柴犬との生活にあこがれていた。そんなことはないだろうと軽くあしらい、ゆうすけを迎えた。
ゆうすけ かれは純血というだけあって、柴の特徴勇猛果敢が色濃く出た犬であった。我が家にやってきたその日は生後3か月。親とはほぼ3か月一緒にいたそうで、小さなかごに入れられてやってきた。 かごの入り口をあけてもでてこない。かごをさかさにしても出て来ない。意地でも出てやるものかと唸る。仕方なく籠を分解した。出てきた彼は、小さな牙を出してうなった。そして部屋中を駆け回り逃げた。
画像3 黒い毛並みは柴全体の1割だそうだ。きれいな茶色の子を作るために、黒を時々差し色にするらしい。
画像4 ゆうすけは、反抗的だった。可愛いし、出来るだけ愛情をかけているつもりだったのだが、すぐにかむ、牙をむく、にげ廻るの日々であった。こんな不良息子が来るとは思っても見なかった。
画像5 今日はここまで、つづく。  インデックス大阪ミシンショーに行ってきます。