「限界集落に活気あふれる『そば粉聖人物語』②」みまさかぞく#009
エピソードふたつめ。#008で(静について)書いたので今回は(動について)をお話ししたいと思います。写真多めでお届けしますね!
※【そば粉聖人=高木峯次郎=是空法師】です。
静と動のバランス(動について)
静…峯次郎の人生について思いを馳せ考える。
動…調査、取材をする。
動については、殿所の方のパワーに圧巻の連続でした。「限界集落なんですけどな…」が口癖でしたが、そんなことは微塵も感じさせない行動力、発想力、そして気遣い。ご一緒させてもらって本当に勉強になりました。
1.遺品紹介
殿所に峯次郎の遺品がたくさん残っていることもありがたいことでした。一部を紹介します。
2.取材班そば粉!
住職、殿所の男性3人、私。名付けて「取材班そば粉」の取材は多岐に渡り、峯次郎が修行をしたであろう美作市後山(女人禁制の行場)にも行きました。
調査を進めていると、美作市のお隣、勝央町にも峯次郎を祀っている場所があることが判明!この木造も左手の指が…あれ!これは◯◯がありません(↓写真を見てみて!)。こちらでも殿所と同じ、峯次郎を祀っているそうです。
3.看板づくり
「そば粉聖人さまをたくさんの人に知って欲しい!」というのが殿所の方々の願いでした。ちょうどこの時、美作岡山道路(勝央町-湯郷温泉)が開通し、聖人堂がよく見える!
そこで看板を建てることになりました。デザインの指導は、私の絵本の絵を描いてくださっている花房徳夫先生。
看板を設置した後、「お蕎麦屋さんかと思って来た」と、この場所に来られる方が続出し、殿所は人気スポットになったのでした。残念ながらここでお蕎麦は食べられないので、お土産(↓)を渡し、湯郷のレストランを紹介したそうです。
4.建国祭記念出版に!
この時、岡山県北部では次年度に開催される【2013年 美作国建国1300年祭】が控えていました。そこで今回は、お世話になる出版社を岡山県内にある吉備人出版さんにし、建国祭に合わせて出版するという壮大な計画になりました。
殿所のみなさんと一緒に、市役所や建国祭実行委員会の方々にもご協力いただきながら(建国祭のロゴを絵本の帯に入れることも許可して頂き)、完成へと歩んで行ったのでした。
殿所のパワーはさらに加速中!
そのお話はまた次回…⭐︎
5.おまけ
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