よく出てくる痛み止めを比較しました。
カロナール(アセトアミノフェン)
ポイント
•多くの疼痛に使われる。使用用途は体感2と3が多め。
•COX1、2を介さず鎮痛作用→胃を荒らすなどの副作用が少なく、小児に使いやすい。
•用量の覚え方:
(1)1回1000mg、限度は4倍の4000mg
(2)1日1500mg、これを分3した量が1回の最大量。
(3)10kgの小児の量は、100〜150mg
(最大の150mgが採用され、頓服のカロナール細粒20%だと0.75g/回)
•投与間隔:
頓服で使用(1、3)→4〜6時間
食後に服用→12時間以上(基本4〜6時間空ければ問題なし)。
•注意点:
•空腹時が望ましい。→肝毒性、消化性潰瘍のリスクが高まるため。
•1日1500mgを超える量を長期投与→受診毎に肝機能検査が必要。
ジクロフェナク(ボルタレン)
内服薬
ポイント
•用量:
疼痛→錠剤3、4錠分を分3、頓服は1、2錠分
気管支炎の解熱、鎮痛→頓服として1、2錠分。最大100mg
•COX2への選択性が高く、鎮痛作用は強力
•錠剤(25mg)とカプセル(37.5mg)が存在。カプセルは徐放剤で、錠剤と比べ少しずつ薬が放出されるので、長い時間効果が続き、効きすぎず、副作用がでにくくなるというメリットがある。外用薬も存在する。
•空腹時に服用しない→消化性潰瘍のリスクをたかめるため。
ロキソニン(ロキソプロフェン)
ポイント
•用量:
疼痛→1回1錠分、頓服は1回1錠から2錠分
気管支炎の解熱、鎮痛→1回1錠。最大180mg(3錠分)
•レバミピドとの併用が多く、頓服で服用するケースが多い。
•即効性が高い。