#144 アスファルトを転がるキックボード
キックボードでアスファルトを走る
足から、手から、振動が伝わる
こんなにも凸凹の道を歩いていたのか
ここは坂になっていたのか
側溝のフタが空いているところもある
タイムラグのない平衡感覚をもち
柔軟なクッションを身につけ
必要な情報のみを捉え
いらないものは忘れていく
私はどれだけ優れた機能と
どれだけ洗練されたモノを
当たり前のように使っているんだろう
ハンドルに遊びがあることの安心感
踏めば必ず効いてくれるブレーキの信頼性
多少の障害物を吸収する弾力性
たまにはそういう機能が疑わしいものに触れて
スリルを味わうのもいい
曲がれるかどうか確信の持てない速度で走り
小さな石っころに跳ね上がる
ダイジョウブ シニハシナイ
そうやって限界を探り
ブレーキのチューニングをしたら
もっとアクセルを踏めるようになる
乗車前の点検だけは怠るなよ
今日も心のままに☆
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