「あの先輩」になれない世代

2020年の世界を驚かせたあのウイルスは私たちの大学生活を破壊するには充分すぎる威力だった。

当時1年生だった私たちは課外活動を制限され、自由を奪われた。
某アニメの名言として「生殺与奪の権を他人に握らせるな」という有名な言葉があるが、大学という他人に私たちの人生は主導権を握られたのである。

蓋を開けてみたらどうだろう?私たちが2年生の頃、7割の学生が部活やサークル活動をしていないというデータがあったような、、

この背景にはたくさんの事情があったはずだ。
「もう部活やサークル入らなくていいや」
「今更入っても馴染めない」
「既に人間関係できちゃってた」
「もうすぐ就職活動だし...」

私は諦めが悪い性格なので、色んな箇所に足を運び自分が楽しめるフィールドを探し回った。

、、、

でも無理だった。心の底から楽しみ切れるフィールドはなぜかないような気がした。既にできている人間関係。後輩たちと一緒にコミュニティに所属する異例の事態。それが悪いと言いたい訳では無い。

でもとてつもない疎外感を感じてしまう。

「俺/私の居場所はない」

認めざるを得なかった。僕は「あの先輩」と言われることはなかったのである。今は4年生として虚無の日々を過ごしている。私以外にも多くの人が似たような感情を抱えていそうだ。不思議なことに他の人はなんだかんだやっていけてる感じを抱く。

でも私の感情はズタズタである。1度は諦めた。でも、他に楽しむ何かを見いだせない。実は挑戦したがっているんじゃないか、自分??

このまま現状維持の日々を過ごしたら一生後悔する気がする。この間の気持ちで社会人になれる気がしない。立ち上がるのは今しかないのか??

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