43 Djangoプロジェクト開発のお供に♬公式ドキュメント: Django QuerySet API リファレンスがオススメ
こんにちは!TechCommitメンバーの友季子です♬
今回は、Djangoプロジェクト構造のベストプラクティスについてまとめてみます。Web開発において、プロジェクトの設計は非常に重要です。特にDjangoを使う場合、アプリケーションの構造を正しく設計することで、長期間の運用や機能拡張がしやすくなります。この記事が、Djangoを学んでいる方やプロジェクト構造を見直したい方の参考になれば幸いです!
1. フレームワークのルールに従うことの重要性
Djangoを使う上でまず意識すべきは、【フレームワークのルールに従う】です。Djangoでは、データベースへのクエリを処理するクラスとして QuerySet があります。このクラスを理解し、推奨される使い方をしていれば、効率的に開発が進みます。
公式ドキュメントを確認しながら進めるのが一番良いと思うのですが、すべてを深く理解するのは大変ですので、ななめ読みでも基本を把握しておくことをお勧めします!
例えば、クエリの発行の仕方やデータ取得の方法が記載されています。
これを把握しておくだけで多くのアンチパターンを避けることができます。
オススメ参考URL:公式ドキュメント: Django QuerySet API リファレンス
2. 責務を分割して設計する
Webアプリケーション開発において、設計の基本は**「責務ごとに分割する」**ことです。
例えば、巨大なソースコードファイルにすべてのロジックを詰め込むことは、メンテナンス性が悪くなるため避けるべきです。
なので、関心事に基づいてファイルやフォルダを分割し、管理しやすくすることが必要でですよね。
例: ECサイトの責務分割
例えば、Amazonや楽天のようなECサイトを作る場合、いくつかの大きな責務(ドメイン)に分けて設計することが考えられます。
ユーザー管理(会員登録、ログイン/ログアウトなど)
決済管理(支払方法の登録・変更、決済実行)
商品管理(商品の登録・検索・詳細表示)
カート管理(商品をカートに追加、削除)
これらの関心事に基づいて、Djangoアプリケーションとして分割し、ファイルやディレクトリ構造に反映させるのがベストプラクティスです。
※本当はもっとたくさん有ると思いますが、あくまで一例です。
3. Djangoプロジェクトの構造設計
Djangoでは、1つのプロジェクトに対して、複数のアプリケーションを作成して管理します。これによって、各機能ごとにコードを分割でき、運用や拡張がしやすくなります。
プロジェクトとアプリケーションの作成(サンプル)
# プロジェクトの作成 (これはアプリケーションではありません)
$ django-admin startproject myproject
# ユーザー管理アプリケーションの作成
$ django-admin startapp accounts
# 決済アプリケーションの作成
$ django-admin startapp payment
# 商品管理アプリケーションの作成
$ django-admin startapp products
このように、機能ごとにアプリケーションを分けて設計することで、責務が明確になり、どのファイルを修正すればよいかが分かりやすくなります。
Djangoアプリケーションのディレクトリ構造
以下は、Djangoアプリケーションの基本的なディレクトリ構造の例です。
accounts/
├── __init__.py
├── admin.py
├── apps.py
├── models.py
├── tests.py
└── views.py
payment/
├── __init__.py
├── admin.py
├── apps.py
├── models.py
├── tests.py
└── views.py
products/
├── __init__.py
├── admin.py
├── apps.py
├── models.py
├── tests.py
└── views.py
上記のように、各アプリケーションにはviews.py、models.py、tests.pyなどが存在し、それぞれの責務に応じてコードを分けて記述します。
これにより、特定の機能修正や拡張が将来しやすくなり、プロジェクト全体のコードが整理されます。
4. 終わりに
今回は、Djangoプロジェクトの設計におけるベストプラクティスについて解説しました。プロジェクトを長期間運用することを見越した設計を行うことで、開発や運用がスムーズになります。特に、責務ごとにコードを分割し、Djangoアプリケーションを適切に管理することが大切です。
この記事が参考になれば幸いです!ぜひ、Djangoプロジェクトの設計に役立ててくださいね!
Happy Coding!
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