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8/18発売、わーすた「詠み人知らずの青春歌」の作曲的視点からの話など。

本日、わーすた「詠み人知らずの青春歌」がリリースされました。

サブスク配信リンク↓↓ (ひとまず絶対聴いてくださいね!!!!)

もう結構長い期間わーすたの音楽のプロデューサーとしてやらせていただいておりますが、今回はメンバーの坂元さんご卒業前の最後のシングルとして、より一層気合いとパッションが入りました。今回は表題曲とカップリング両曲とも作編曲させて頂いたので、せっかくなのでその辺りのお話をしようかなと思い(事務所に怒られない範囲で笑)つらつらとnoteに書き込んでいきます。この記事は僕個人の勝手な感想記事であり、まったくの非公式ですのでご了承ください。



僕自身が坂元さんの卒業の話を聞いたのは、今回のシングル曲制作のスタッフミーティングの時で、ショックを受けまくった僕はこのあと1ヶ月ほどガチ凹みの期間を経て制作に取り掛かります。

坂元さんを送り出す明るい曲で、坂元さんらしい夏っぽいのが良いよね。という感じのオーダーを頂きつつ、それ以外はいつもの如く丸投げで来たので笑(自由にさせて頂き本当に感謝です)、まず構想を練ってたんですがサンデーサンシャインとは違った方向の夏曲にしたく、爽やかで疾走感のある曲にしようという所で制作に取り掛かったんですが、、、結局全然定まらなくて結構セルフボツ曲も何曲かありました。(当初はもっとミドルテンポでアコギ系フォークソングな方向で考えてた)


で、試行錯誤ののち、ようやくAメロ出だしのパートが思い浮かんだ時「あ、これが正解のやつかも」と、一気に曲が出来あがったんですがこの頃はまだサビ前のギターリフもなく、なんならサビ後半も全然違う展開で。その辺はアレンジを詰めていく段階で今の形になっていきます。ちなみに例のギターリフを考えた時は沖縄っぽい音階のリフがいいなーと思って色々考えた結果こうなりました笑。全然沖縄じゃない。

メロディの感じは素直な歌いやすいメロにしたくて、親しみをもってもらいたいなという思いで作ってたんですが、Dメロは少し捻ってみようかなと思って三品さんの「奏でる恋のうた」の部分とかは普段自分でやらないようなメロをブチ込んでみました。結果的に良い感じにスパイス効いてよかったと思ってる部分です。とはいえこれもキャッチーな部類のメロですけど。

ストリングスは今回使わない予定で作ってたんですが弦大好きマンとしてはやっぱり入れた方が良くなるよなーという事で最終的に入れました。ストリングスフレーズのエモさが爆発してます。アウトロの弦&ピアノのメロの部分とか自分で作ってる最中ですら感極まってました笑。

最近の個人的なテーマ「多幸感」をうまく引き出せたかなーと思います。幸せなんだけどなんだか涙が溢れてきちゃう。みたいな曲を目指しました。この辺はグレープフルーツムーンハローto the worldにも通づる所があるかなと。

とにかく王道アレンジと美しいJpopメロ、シンプルイズベストな曲にしようと心がけて作ったので、それがうまくハマったので本当に嬉しい限りです。

〜〜〜


そして、カップリング曲「雨のキモチ」。こちらはサウンド感はガラリと変わって打ち込み系ポップ曲にしてみました。こちらは色々な試みが為されています。

まず大枠にはカワイイ曲を作ろうというコンセプト。ここから考えて行ったのですが、関係者各所から評価の高いバスタブアロマティック(自分で言っちゃう)をヒントに、バスタブと最上級ぱらどっくすの良いとこどりみたいな曲つくれたら良さげかもな〜という所を目標にして作りました。


ちなみにわーすたの曲ではないのですが、ぬるぺたというアニメのOP曲を作った時に実は似たようなコンセプトで作ってて、こちらもよかったら聴いてみてください(急な宣伝)↓


この時の経験を生かして雨のキモチが出来上がっていきました。大人数合唱で王道なアイドル曲を目指してもよかったのですが、今回は来年以降4人でやっていく音楽性の方向を探りたかったり、表題曲である意味超王道をやっているので外したい、という所から実験的な(とは言っても尖りすぎない)アレンジを目指して作って行きました。

アレンジ以外でも実験的な部分があり、この曲の歌割りは結構面白いです。リードボーカル2人、パフォーマンス3人という枠を出来るだけ取っ払って、結構ごちゃ混ぜに歌割り考えてみました。その辺りも個人的には来年以降のパフォーマンスを意識して色々実験してみてます。

しっかり乗れるアイドル曲でありながら、アーティスト感もあり、現在のわーすただからこそ歌える、そんな曲になったかなーと思います。


今後も沢山いろんな方向の曲を作って行きたいですね!!今後もわーすたを全力で応援していきたい所存です。



読んでくださりありがとうございました。


岸田

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