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「兼高かおる世界の旅」を振り返って

子どもの頃、日曜の朝はテレ朝で「オーケストラがやってきた」(「題名のない音楽会」の前身となる番組)を朝9時から観て、
10時か11時になるとTBSで「兼高かおる世界の旅」を観るのが好きだった。

「兼高かおる世界の旅」が面白かったのは、
観たこともない貴重な世界の映像を観ながら、
兼高さんが芥川隆行さんを相手に「ほら、こんなに世界は面白いでしょう?」と
語って聞かせるスタイルだったこと。
(実は兼高さん一人語りだと、あんまり面白くない。芥川さんの存在が重要)

「ねえねえ、面白いでしょう?」って、子どもの私が普段やっていることを
そのまま大人になっても世界を飛び回って、同じことをしている。

しかもそれが仕事になっている! そうか!旅行家という職業があるんだな!
それにしてもこの人は凄まじい好奇心だな!

大人になるのも悪くないな〜と思わせてくれた番組でした。

あと、「この番組の制作にあたっては、世界の翼・パンナムの協力を得ました」という
アナウンス文言をそのまま覚えています。
(子ども心に「パンナム、乗りてえなあ!」と思っていました。ずっと)

そして大人になったら、おそらくこの番組の影響だと思いますが、
砂原良徳がパンナムのオマージュアルバム「The Sound of '70s」を作ってくれたので、
ずっと聴いています。
アルバムの頭が、昔の羽田空港のアナウンス
「パンナム68便 香港行きにご搭乗のお客さまは〜」で始まるんですよね〜。

#兼高かおる #砂原良徳 #兼高かおる世界の旅 #オーケストラがやってきた #芥川隆行

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