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若柳宮音筆の会 第4回「その人選はどうなの」に行って

上阪塾の先輩、Tさんのピンチヒッターで
「若柳宮音筆の会」第4回に。

※「若柳宮音筆の会」とは、Jazz The New Chapterを編集する音楽ジャーナリストの柳樂光隆さんと『WIRED』日本版・前編集長の若林恵さんが、若き編集者やライターと、これからのカルチャーとメディアの仕事を考える講座。出演者の頭文字をとってタイトルにしている。若林さん、柳樂さんのほか、「宮」は元文藝春秋の宮田文久さんを指す。


私は今回が初参加。
今までどんなグルーヴで若林さん、柳樂さん、宮田さんの3人が話していたのかわからないが、
今回はちょっと冗長だったのかな?

このフリートークの面白いところは、
ある話題が下火になって消えそうになると、
必ず誰かが燃料投下するところだ。

ラストの方に出てきた
「書きたくもないレビューをたくさん書いて研鑽積む。noteをいくら書いても好きなことだけで、スーラスラ書いた文章って成長になるのか?」問題は、
元ぴあの人間としては、死ぬほどレビューを書かせられた経験があるので、
ああ、わかるわあ……としみじみ。

全く書きたくもないレビューをどんだけ面白く書くか、
つまらない中に面白さをどう見つけるかが
結局その人のものを見る角度やエッジを
鋭くしていたのではないか?

元ロッキングオンの柴那典さんが第2部のゲストで出てきて
「ロキノン的レビューのダメな例は、呼吸に例えると吐いてばっかり。もう自分の思いばっかりで息切れしちゃう。
逆に洋楽でこれプレスリリース見て書いたんだろうなというような知識ばっかりの文章は、息吸ってばっかり。
文章も呼吸と同じなんだから、吸って吐かないと。感情だけでもダメで知識と論理展開がないと!」

というくだりは、なかなかシビれましたね。

ぴあ時代、
「お前の思いなんかどうでもええわ!知識を入れろ」と言われ、
確か知識7割、筆者の思いや知見3割で、
ようやくスッと読める
みたいな教えを受けていた
って話を、会が終わった後に
若林さんや宮田さんや柴さんにもさせていただいて
まあ感情と論理の割合的には
それくらいだよねぇ……という話に。

感情過多な文章って疲れるもんねぇ。

#若柳宮音筆の会 #レビュー #感情ばかりの文章は疲れる

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