平和への祈り ー『君たちはどう生きるか』 考察・感想0827ー
1. 前提(ア) 非常に抽象度が高く、何十年かけて咀嚼してみたい作品だと感じた。主人公が「大きくなったマヒトへ」と書かれた『君たちはどう生きるか(吉野源三郎)』の書籍を手にするシーンのように、本作品は我々に向けて「大きくなった君たちへ」と宮崎からプレゼントされた作品とも捉えられできる。その解釈する過程、自分が何を感じるか(作品を鏡としてどう自分を投影するか)が重要と考えたため、一旦作者の意図や妥当性のある共通解釈の記事などには目を通さず、下記の考察を作成。従い、事実関係や、作