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I'll Never Cry (from tomorrow)というアルバムについて #5 "my pollinosis (emerald candy)"

今日は5曲目
"my pollinosis (emerald candy)"について。

『my pollinosis (emerald candy)』


花弁がふいに舞えば

幻だったようなアゲハ

変わらないものなんてないでしょ

そんな台詞も変わるなら


夢色のメロディー 思い出して

風の隙間に探してる


甘くて 丸くて 酸っぱくて

固くて 脆くて いとしき星よ


夏への扉 今ひらいてよ

ずっと待ってるエメラルド


You’re made of the melody

どこ行っちゃって?

海に向かって問いかける

「月の行方は虹のもとにあるはずさ」

瞼につもりつもった雪を融かして

キャンディの包み ほどくように

螺旋をのぼって近づいてみたいだけ

この曲は色々な意味でバンドの中では珍しいタイプになっていると思う。はじめてスタジオで合わせた時に「この曲はNITRODAYのイメージには合わない」という意見も出た。サウンドに関していえば、昔から作曲をするときは90's US寄りの音を意識することが常だったが、この曲を機にその他の色々な音楽へもリファレンスが向かうようになった。いま振り返って聴いてみると継ぎ接ぎチックなぎこちなさもあるがそこはご愛嬌ということで。
名前は伏せるが当時の僕が抱いていた、とあるバンドへの対抗心というものもあったかもしれない。とにかく自分がいいと思ったものをすべて噛み砕いて、飲み込んで自分のものにしてしまおうと、そんな若さ、青さが詰まっている。海だ。

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