諸事情ありましてヘブライ語

Yukihieです。
ここ数日、諸事情あってヘブライ語に手を出していました。諸事情とは今年の夏に出す天使モチーフの展示でオリジナル天使の名前を考えること、名前の末は-el(〜エル)とすることというハイパー悩ましいお題を頂き「ここは由緒正しくヘブライ語で考えるべきだろう」などと大真面目に取り組むことになったからです。

四苦八苦した挙句、ヘブライ語に関してネットで探せる日本語での情報が少なかったので英語→ヘブライ語で当たることにしました。困った時の英語経由です。雰囲気が一致しそうな単語をリストアップし英へ辞書(使ったのはReveso Context)で単語を入れひたすら例文(英へ併記←重要)を読みしっくりくるものをチョイス。

ヘブライ語にもヨーロッパ言語あるあるの男性名詞と女性名詞の概念があり、単数系複数形が分かれていて形容詞も掛かる単語で変化し(これ以外にも単語関係でややこしいルールがいくつもある!)、翻訳ではそれを判別出来ない。なので辞書です。

しかしここでいい感じに終わらない。
次の難関はラテン語表記(アルファベット表記)への転写。ヘブライ文字は子音のみの表記なので私のような慌てて調べ物をしているような人間には全く読めません。『やれば出来る』が=YRBDKRと書かれているようなもので、かつ変換サイトによって子音の変換結果が(何故か)バラつき、偶然見付けた論文で転写手法が一定ではない事実に半ば絶望し(そもそもヘブライ文字で読むものにわざわざアルファベットでの読み仮名を振るのだから微妙に違ってて当然と言えば当然)、急がば回れの気持ちでニクダー(母音を表す記号)付きの例文から1文字ずつ解読していきました……。この時役に立ったのがdict.com。例文は出ないのですが単語にIPAでの発音表記が併記されているので無茶苦茶助かりました。

なんやかんやで3日程かかりましたがどうにか解読+発音表記で恐らくこうであろう。間違ってたらゴメンね!まで持っていくことができました。イラスト作品一枚描く以上に頭を使った気がしますが終わり良ければ全て良し、です。

ではでは。

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