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弘法として生きることは横に置きます

みなさまこんばんは。お元気ですか、雨野です。最近はなんか温かな春と小気味よい秋と寒空の冬と激熱の夏が全部来てる季節なので、元気じゃない人はそれでいいと思います。

今日は何かしたいな、という気持ちと何か心躍ることが欲しいなという気分になったけれどどうすることもなくTwitterを眺め、そういえば私は自分の作ったものを眺めるのが好きなんだったと思って文章を書き始めました。ところでみなさん、弘法筆を選ばずという言葉を知っていますか?

弘法筆を選ばず(読み)こうぼうふでをえらばず
弘法大師空海のような書の名人になると、筆のよし悪しなど問題にしない。名人上手はどんな道具でも使いこなすというたとえ。
 - コトバンクより


今検索して「こうほう」じゃなくて「こうぼう」なんだと気付きました。そんな。私は漢字を読むのが苦手すぎる。それはさておき、弘法筆を選ばずって言葉でひとつ気付いたことがあるんです。そう、私って別に弘法ではないことに気付いたんですよね。


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みなさんってお風呂上りに化粧水を塗ったり出掛ける時に日焼け止めを塗ったりしたことはありますか?別に日焼け止めなどに限らず乳液でもなんでもいいんですが、あれすっごい嫌じゃありませんか?

顔にべたべたしたものを塗りたくる行為、人生の中で喜びを一切感じられず短期的な成長もあまり感じられない、いや必要なことは知ってるし長期で見ると良いことも知ってるけどあまりに顔にべたべたしたものを塗るのが嫌すぎる。


話は変わり、最近買ったメイクスポンジの話をします。&beのメイクスポンジです。確か700円くらいするメイクスポンジ、メイクの動画を見ているとかなりの頻度で話題になります。

メイクをする時に使いがちなのは元々ファンデーションなどについているパフが多く、化粧下地などは全て私の手で塗っていました。これがべたべたして最悪!そんな中で&beのスポンジを使って下地を塗るようになってみるか~と購入したのがスポンジです。

これがね~~~~滅茶苦茶良かった!滅茶苦茶良かったというか、私が苦手だったのって「顔にベタベタしたのを塗ること」じゃなくて「手にベタベタしたものが付く」ことが嫌いだって分かった。

これが案外大発見で、顔に塗る下地は&beのメイクスポンジ、日焼け止めは100円均一のスポンジ、化粧水はコットンを使って塗ることで嫌さを軽減してメイクのハードルが滅茶苦茶下がるという事がありました。


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これ多分、メイクの弘法だったらメイクスポンジなしで生活出来たと思うんですよ。私が弘法だったらメイクスポンジを買わずに全部手で済ませてたし絵を描くときも板タブで描いてたし料理をする時もキャベツを切っても切っても下に4枚残るような切れ味の包丁で料理をしてた。

でもわたしは弘法じゃないんですよ。

弘法じゃないときにどうすればいいか。道具を揃えるのです。


この世界は残念か良いかは知りませんが、資本主義で成り立っています。すごい雑に言えば、お金があれば大概の事はなんとかなるということです。お金があなたと私にあるかは別ですが。つまり、道具を揃えて環境を整えれば、辺りにいるひとりの私でも弘法に近づける時があるという事です。

時がある、と書いたけれど残念ながら時がないときもある。ジムに契約したけどあんまり通えなかったとかは主にそれ。けれど、実際は研究したらもっと理由があるのかもしれない。私たちはずっとぼんやりとした理由のわからなさから生きづらさややりにくさを抱えているだけなのかもしれない。もしかしたら、原因を細かく分析して解析して自分にとっての筆を見つけたら、自分も弘法になれるのかもしれない。


私は自己分析と他己分析を繰り返し、自分の至らなさに日々苦しみ嘆き悲しんでいるけれど、そういった行動は全て自分のための筆を見つけようと必死にもがいているからなのだろう。

だから私は私にとっての筆を探すことを諦めないし、これを読んでいる誰かも筆を探すことを諦めてほしくはないなと思うんです。私たちは弘法でもない、ただのにんげんなのですから。

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