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ひくラジ後記 #98 オンライン謎解き実況編集後記

こんばんは、シモンこと橋本祐樹です。
GW真っ只中(人によっては最終日?)ですが、イソッチの自己肯定感低めラジオ、ひくラジの編集後記です。

声優・磯村知美と毎週なんじゃかんじゃお届けしているWEBラジオ企画、それがひくラジです。
こちらのnoteでは徒然にその裏側などを綴っております。

自分の誕生日にはこういうよろしくないエピソードがある、みたいなことをお互い主張し合う、低さ全開のタイトルに沿った展開を凝縮したサムネイルの第98回が配信されております。

ラジオではない方の編集の裏側

いきなり編集後記の定義から外れるようですが、今回はラジオの中でも触れている、チームひくラジ(イソッチ、僕に加えて、アシスタント構成作家たらちゃんの3名)で挑戦したオンライン版のリアル脱出ゲームの裏側を。

改めてですが、挑戦したのは、リアル脱出ゲームといえば…でおなじみのSCRAPさんが主催する、「HOTELブルーローズの99の部屋」!
本来、リアル脱出ゲームはその言葉がさす通り、実際に会場に赴き、その場で調べ、考え、足を運ぶ、まさにリアルな脱出体験をするゲームなのですが、こちらのHOTELブルーローズはそのオンライン版。

離れた場所にいてもオンライン上で同じ脱出ゲームに参加し、ボイスチャットで状況を共有し合う、リアルなのかそうじゃないのか、若干よくわからなくなる、そういう代物です。

リアル脱出ゲームはその特性上、ネタバレは厳禁。
最後の最後で解けるか解けないかギリギリの難易度の謎が現れ、その結果次第では脱出失敗!なんてこともあるので、ここは参加者全員がしっかりと口外しないことで醍醐味を守るというリアル脱出民のモラルによって担保されているところがあるのですが…

今回はなんと!
動画配信媒体での実況許可が出た!

ならば!と、元々リアル脱出ゲームを嗜んでいる我々が実況に挑戦したのが今回の経緯です。

せっかくなので、自分の備忘録もかねて、どうやってブラウザ上で体験するリアル脱出ゲームを録画編集したのかも含めてまとめておきますので、もしよければ参考にしてくださいませ。

リアル脱出ゲーム オンライン(ブラウザ)収録

まず、収録に使うソフトはOBS。こちらの録画機能を使います。
Google Chromeで脱出ゲームのページを開いて、それをOBSの機能「ウィンドウキャプチャ」で取得。
リアル脱出ゲームはマウスの動きが大事なので、「カーソルをキャプチャ」にチェックは入れておきましょう。

ウィンドウキャプチャのプロパティ

YouTubeではフルHDの動画として配信するので、Chromeのウィンドウサイズを1920×1080になるようにする必要があります。
微妙なズレも考慮して、1940×1100にしておいてOBS上でずらす、みたいな処理を僕はしましたが、この辺りはお好みで。
Chromeのウィンドウサイズを固定化したい場合はアドオンの「Windows Resizer」を使ったりすると良いかもしれません。

OBSの設定で主要なところもメモしておくと
出力 > 録画 で
録画フォーマットはmp4
エンコーダはNVIDIA NVENC H.264
レート制御はCQP
CQレベル20
プリセットはQuality
プロファイルはhigh
にしております。

同じく設定の 映像 では
解像度は二つとも1920×1080
縮小フィルタはランチョス
FPS共通値は60
で、僕は特に問題ありませんでした。

で、ここからがちょっとしたコツなんですが、OBSでは脱出ゲームの映像と音だけを収録します。
演者たちはSkypeで通話をするんですが(理由は後述)、声はそれぞれ自分たちのパソコン上で録音する形を録っています。
この時の録音ソフトは使い慣れたものでいいと思いますが、僕はAudacityでモノラル録音チャンネル、ビットレートモードは固定の256kbps、モノラルに強制で録っていました。
(実況の声は変にステレオにすると気持ち悪く聞こえることが多いためモノラルを推奨)

つまりOBSではChromeの特定のウィンドウの音のみを収録する必要があります。
ここではApplication Audio Output Captureを使うと便利です。

脱出ゲームのウィンドウの音をキャプチャ

これでChromeの特定のウィンドウの音と映像を録ることができます。

そして通話ソフトでSkypeを使う理由ですが、Skypeには便利な「通話をまるごと録音する機能」があるからです。
これで録音しておくと、前述の各々で録る録音データが万が一、おかしかった場合の保険として使用できるのです。
※ただ、すべての音がすべて合わさった状態で録音されるのでSkype音源では細かい編集はできない

このSkypeでも念のためバックアップとして録音をしておく、が我々を救うことになったのです…

HOTELブルーローズの99の部屋 第5回事件

この謎解き、まさかの1プレイが4~5時間かかるという長丁場。
さらに実況ともなれば、流れてくるテキストを読み上げたほうがよかろう、という判断で朗読をした結果、動画の尺はそれよりもさらに伸びてしまいました。

編集してお届けすることにしたものの、さすがに一本の動画にはならないので、全部で6本に分割することに。
その5本目でその悲劇は起こったのです。

まず、収録時にアクシデント発生。
3人で謎解きのチケットを買ってそれぞれのブラウザで同時に操作しながら謎解きを楽しむ形なのですが、僕のアカウントが不具合で動かなくなりました(後日復旧してもらいましたがまさかの最初から…)

そこで今までゲームの動画と音は僕が録っていたのですが、急遽イソッチに担当変更。
第5回から急にイソッチ視点になったのはこれが原因です。

さらに、この時の設定がおかしかったのか、まさかのゲーム音が録音されていないというハプニング。
無音のままゲームの映像だけ流れていくデータになっておりました。

そして極めつけはたらちゃんのパソコンがこれまた不具合で停止。
録音したはずのたらちゃんの音声データが吹き飛びます。

つまり、ゲームの音声とたらちゃんの音声が欠けてしまったのです。

これを保険で録っていたSkype音源から必要な音声を抽出、BGMや効果音など一部のゲーム音声は第3回までのデータからコピーして使用する、といったアクロバティックな編集方法によって錬金術されたのが第5回の配信でした。

トラブった時にSkypeの設定で「コンピューター サウンドを共有する」をオンにしたことが幸いしました。これでゲームの音声もSkypeで収録できていた。

もちろんそのままSkype音源を丸々使えるわけではないので、加工してみたり、切り貼りしてみたりとホテルの謎よりも謎めいた職人芸を駆使した一品となっておりますので、もしよろしければご視聴くださいませ。
たま~に音声がダブって聞こえるのはSkypeの音声と各自の録音データがどうしても重なってしまうことで発生しています。

このHOTELブルーローズ、ラストとなる第6回も編集に時間がかかっておりますが、なんとこの回もたらちゃんの音声データが吹き飛んでおります。
(設定は特に変えていないとイソッチが言っていたが、この回のゲーム音は録れていた。謎すぎる)

第5回に比べれば多少ましですが、もうちょっとだけ時間がかかりそうなので、お待ちいただけたらと思います。
早いとこ、この編集を終わらせたいぜ…!

次回予告!

では次回予告です。
あ、その前に第98回でおさらいした思い出公開捜査情報、アプリ内の情報を更新していますのでチェックをお願いしますね!

第99回はライトニングトーク回!
男性でもない、女性でもない、その他編です!
いよいよ100回まであと少し…ぜひご視聴くださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします。


イソッチの自己肯定感低めラジオ(ひくラジ)はYouTubeとSpotifyで配信中

■YouTube(再生リスト)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLtvMoSDz2SAdywZzz4sRIyOLvhVzoKpO1
■Spotify
https://open.spotify.com/show/2GZYu2evfwKSptEQqToF1M

たくさんのおたより、いつもありがとうございます。
引き続きお待ちしています!
公式サイトからもおたよりは送れますが、公式アプリは色々便利だったりお楽しみ要素も入ってるのでぜひインストールしてみてくださいね!

■ひくラジ公式サイト
https://hikuradi.com/
■ひくラジ公式アプリ(iOS)
https://itunes.apple.com/jp/app/id1536590227?mt=8
■ひくラジ公式アプリ(Android)
https://play.google.com/store/apps/details?id=work.hikuradi

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