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ジャグリング

白川公園のこの空気感ありがたい。

大須に住んで商社に勤めてた時、

仕事で心が病みすぎて毎朝ここで朝ごはん食べてました。

※人間心が病んでくると自然を求める

ここで毎朝ジャグリングの練習しいるお兄さんがいて、

自分の高めたいものに真剣に毎朝向かい合ってる姿が羨ましくて、

自分のその時いた世界からは異次元すぎて、もはや憧れだった。

同じ公園にいるのに、愕然とするほど異次元の光景だったんだよね。その時の私のいた世界からは。

その時の私の世界は、どう考えても全く意味が解らない謎謎みたいな事でひたすら疲れる世界で。

会社の人間関係とか、

意味のわからない指示とか、

先輩に無視されて新卒入社の私としか喋れない上司とかね。

缶コーヒーとパンで朝食を取り意識朦朧としなら

今日もあの謎な世界に行く心構えを整える私の目の前で

毎朝毎朝おにいさんはそこにいて、

どんなに寒い日もひたすらジャグリングの練習をしていて

自分の高めたいものに向き合っていたんだよね。

お兄さんの技は確実に増えていったの私見てました。

そもそも

一体なんでどーやったら、

朝の8時から毎朝ジャグリングの練習するシチュエーションになる?

なんとなーく生きてたら、ぜったいにならないシチュエーションだよね。

べつに、今すぐにでもできるのに

私だってその場ですぐジャグリングの練習できるのに

(べつにジャグリングに興味は無いが)

とてつもなく別の世界の光景で神々しく見えたんだよね。

自分の心内にあるもの

それがどんなものだろうと気持ちを無視している人がどれほど負け犬か

それがどんなものだろうと、きちんと向き合っている人がどんなに美しく見えるか

毎朝見せつけて教えてくれたあのお兄さんにまた会ったら、

大ファンですと伝えたい。

有り難うとお礼が言いたい。

今日白川公園でジャグリングの練習してる人がいてたまたま思いだした。

他人にとってはどんなにしょうもないと思える事も、

自分が大切だと思うなら絶対に大切に向き合う。

それがどんなにこの上ない価値をもっているか教えてくれたお兄さん、

2008年から2012年まで毎朝そこにいてくれて有り難うございました。




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