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薬膳茶ってどんなもの?

古代より、お茶は「万病の薬」として飲まれ、様々な効果・効能があると考えられてきました。

漢方では、まずは食べ物や飲み物でからだの不調に対処しますが、そのなかでもお茶は最も手軽に簡単にできる養生法です。薬膳茶は日常的に取り入れやすく、毎日飲むのが理想的です。

薬膳茶を簡単に説明すると、漢方と薬膳料理の中間の位置にあるような存在です。

漢方だと強すぎるけれど、料理だけでは少しもの足りない、というようなところを薬膳茶で補うようなイメージです。

茶材的にも使えるものが多いので気軽に始められます。また、続けやすいところもお勧めです。自分の体調や美肌など、テーマに合わせて茶材、食材を選んでお茶にします。

茶葉だけのものから、なつめや生姜などそのまま食べられる食材をプラスした薬膳茶まで、幅広くあるのもユニークなところですね。

薬膳茶は五季を取り入れて作ります。ベースとなるお茶に、体質やからだの不調、季節に合わせた食材を加えます。蒸し暑い夏には陰に属する「湿」をとるハトムギや冬瓜の皮を加えてみたり、冬には冷たい風で体が冷えてしまうので、身体を温める紅茶や生姜を加えてみるなど必要に応じた材料を選びます。

季節や気候の変化は心身へと影響しますので、季節に合わせる必要が出てくるからです。

ブレイクタイムにコーヒーと洋菓子よりも、はるかに健康に良く、四季も味わえる薬膳茶。飲むだけでなく、お茶の色や香りを楽しむことによってリラックス効果も期待できることから、体と心の両方に潤いを与えてくれます。

自分の体質や不調に合った薬膳茶を知っておくことも、美しさの近道かもしれませんね。

薬膳琉花では、「薬膳茶師講座」をご用意しております。

ご自身で季節や体調に合わせてお茶を選び、美味しく淹れることができるようになるだけでなく、琉球の歴史を一緒に学べるところ、琉球茶菓子の調理実習があるところも大変ご好評頂いております。

ご一緒に、心も身体も潤う養生茶生活を満喫しましょう!

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