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#03スケートパークリサーチ|兵庫県神戸市・みなとのもり公園
訪れた先でGoogle Mapを検索し、見つけたスケートパークを訪問してみる「スケートパークリサーチ」。レポート#03は神戸市・みなとのもり公園。
基本情報
パーク名:みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)ニュースポーツ広場
所在地:兵庫県神戸市中央区小野浜町2
設置者:神戸市
設置年:2010年
管理者:神戸市建設局公園部管理課
※加えて、行政と市民、専門家が参加する「みなとのもり公園運営会議」が継続的に公園運営に関わっている。詳細後述。面積:不明
営業時間:24時間(照明は22時まで)
観察ノート
訪問日時:
2022/8/2(火)18:50~19:05分
2022/8/3(水)6:50~7:15
利用者:たくさん
高速道路と高架鉄道の高架下に整備されている公園の一角。セクションが設置された柵で囲われたエリア以外にも、カーブと呼ばれる障害物などが通路に並走するようにあり、BMXやスケーターが練習を繰り返していた。
8/2の夕方には、小学生と思しき少年3人くらいが、今までリサーチしたパークや秋田で見たどのスケーターより上手くて舌を巻く。小学生は全員ヘルメットとプロテクター着用し、一人はマウスピースも着用。
長居公園では禁止となっている上半身裸組も多数。8/2の夕方に見学した際には、公園内にはゴミ一つなくキレイすぎるくらいキレイな状態。神戸市所管課の清掃が行き届いているのか、利用者のマナーが徹底されているのか、そもそも公園が震災復興を契機につくられているという歴史が影響しているのか。
※翌朝再訪した際には、一部ゴミの放置がみられた。注意書きやルールと思しきサインはほとんどなく、ヘルメット着用のバナーともう1つくらい。
一画では1人でダンスを練習する女の子、読書に熱中する仕事帰りと思しき中年サラリーマン、その奥ではバスケに興じるグループ等程よいミックス感。翌朝も、ダンスを練習するグループ、テニスの壁打ちをする人、黙々とスケートボードを練習する人と、各々のスポットを見つけて活動に集中している様子。
みなとのもり公園について特筆すべきなのは、公園整備と公園オープン後の運営が市民参加型で進められていること。「みなとのもり公園運営会議」の名で、通常は禁止している花火を特別に許可するイベントを開催したり、スケートボードの体験会をしたりもしている様子。
明石高専の関係者によるみなとのもり公園を事例としたパークマネジメントに関するペーパーが参考になる。
パークマネジメントによる公園の管理・運営に関する研究 ~兵庫県神戸市みなとのもり公園を事例として~
また、特にスケートパークを含む「ニュースポーツ広場」がどのように設計され、活用されているかについては、以下2つの記事が詳しい。
・公園文化ウェブ 公園の達人
第21回 市民の手によって「つくり続ける公園」
・UR PRESS
非常時に備えた公園に 若者の活気を取り込む
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振り返り
みなとのもり公園には2日連続で訪れた。初日に訪れた8/2(火)の夕刻は、20人近いスケーターが滑っており、それに完全に気後れしてしまった。生来の人見知りな性格を差し引いても、個々のスキルの高さや人数の多さ、タトゥーがガッツリ見える方もいて、その全体的な雰囲気に威圧感を覚えたような気がする。また、パークの中でただ見学したい場合の作法も弁えていないため、「邪魔になっていないだろうか」と終始気にしてしまう居心地の悪さもあったかもしれない。
そのため1日目は早々に退散し、2日目の早朝に再訪をしたのだった。
私が初日に感じた「気後れ」や「威圧感」という感覚は、もしかすると文化創造館で滑っているスケーターに対して、他の利用者や歩行者が感じるものと共通する可能性がないだろうか。
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