令和6年度労働保険年度更新申告、自己最速記録で完了!
社員だけでなく、パート/アルバイトを1名でも雇用している場合、労働保険の加入は必須で、この時期は「年度更新」が実施されます。労働者を抱える経営者様のお手元には、すこし厚めの緑色の封筒が既に届いてますよね。
弊社の労働保険対象社員は1名なので、集計作業などもさほど面倒ではないのですが、それでも細かいところに時間を使うのがイヤなので、数年前から「ジョブカン給与計算+e-Gov」で、短時間で申告処理を終わらせるようにしております。
ちなみに、今年の所要時間は「10分弱」でした。
ジョブカン給与のログインから、申告データのまとめ、e-Govからの申告完了までです。
ジョブカン給与+e-Govを使った手順
ジョブカン給与で「算定基礎賃金集計表」を作成し、ダウンロードする
ジョブカン給与で「労働保険申告書」に、必要な内容を記載する
e-Govで「労働保険年度更新申告書」を、前述のジョブカン給与画面を見ながら転記する
e-Govに「算定基礎賃金集計表」を添付する
e-Govの画面で「申請」ボタンを押す
と、ステップとして5ステップです。
何としてもおすすめなのが「算定基礎賃金集計表」を、ジョブカンに限らず給与ソフトなどで作成することがお勧めです。
既に多くの事業所では、給与計算ソフトを利用されていると思うので、機能としては備わっていると思います。ジョブカンでは、全体を通して確認したらPDFでダウンロードするだけです。
ここまでを「ボタン1つ」で終わらせるためには、毎月の給与計算に間違いがなく、また対象となる期間の給与について全て「確定」している必要があります。そこはジョブカン給与のヘルプ画面にもしっかり書いてありました。
初めてジョブカン給与のこの機能を使うときに注意しておくこととして、労働保険の加入対象かどうかのチェックが、従業員個々で設定がされていない可能性もあって、そこに間違いがあると、給与の計算は間違ってなくても、労働保険料の計算は間違ってしまう、という事態は起こり得ます。労働保険は全額事業主負担なので、従業員の給与には影響しないので。
また、弊社の場合は雇用保険は対象外の従業員しかいないため、上記ジョブカンのヘルプにもありますが、雇用保険の資格喪失でのタイミングで計算結果が異なってしまうなどのケースも発生するようです。
従業員が多いと、このチェックが大変になると思いますが、そこはヘルプなどの手順をしっかり踏んでいけば、クリアできるポイントです。
事例:保険料納付の重複
e-Govで、わたしが過去にやってしまったミスを記載しておきます。
保険加入当初より、弊社は労働保険料を「口座振替」に設定しておりました。また、当時の申告は紙の書類に記入して郵送していました。
郵送による申告が完了したら、後日労働局から完了の通知が来るだけなのですが、電子申請にすると少々紛らわしいことが起こります。
申告時に納付の方法選択で「電子納付」しかチェックする欄がありません。従ってe-Govを使った場合はその後、受領されたら全て「電子納付のお知らせ」が届くようです。早速弊社にも届いております。
しかし、前述のように弊社は「口座振替」を指定済みです。それをうっかり忘れて、メールで届いた情報から電子納付(pay-easyで)してしまったことがあります。
先に電子納付したら口座振替がされないのか、というとそうではなくて、先に電子納付してしまっても口座振替は自動的に止めてはくれないので、重複して納付されてから、「重複がありました。」という連絡が来るのです。
重複した保険料は、次回の納付に回すか、返してもらうか選択できます。弊社は金額が少ないので、次回分にまわしてもらいました。
e-Govでの労働保険年度更新に関するお知らせは、こちらにまとめて記載があります。ぜひご参考になさってください。
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